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ミシェル・オバマ元大統領夫人、ホワイトハウスでの子育てを振り返る お泊まり会もSP護衛付きで

2019年07月09日 17:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ミシェル夫人と司会のゲイル・キング(画像は『Michelle Obama 2019年7月7日付Instagram「What a great night here in New Orleans celebrating 25 years of#EssenceFest and #BlackGirlMagic.」』のスクリーンショット)
現地時間6日、ニューオーリンズで開催された「エッセンス・フェスティバル」にミシェル・オバマ元大統領夫人(55)が姿を見せた。トークイベントでは、思春期の2人の娘達をホワイトハウスという特殊な場所で育てた苦労話などを披露した。

昨年11月に発売された回顧録『BECOMING』が発売からわずか数週間で1,122,618部(ハードカバー版)を売り上げ、年間の国内売上第1位を記録したミシェル・オバマ元大統領夫人。ホワイトハウスを去ってからもその人気は健在で、現在も多方面で精力的に活動を続けている。

そんなミシェル夫人が現地時間6日にニューオーリンズで開催された「エッセンス・フェスティバル」に登場し、CBSの朝の情報番組『This Morning』で司会を務めるゲイル・キングとトークを繰り広げた。

夫が第44代大統領に就任しホワイトハウスに引越した2009年当時、ミシェル夫人は10歳の長女マリアさんと7歳の次女サーシャさんの子育ての真っ最中だったが、「父親が大統領であることは子供達には無関係」と娘達にはできるだけ普通の生活を送らせるように努めていたという。

それでも娘達がお泊まり会に誘われると、当然銃を所持したSPの警護を同伴させなければならず、相手の親達にはあらかじめソーシャル・セキュリティー番号や生年月日といったプライベートな情報を聞き出し素性をチェックしておく必要があったそうだ。また「一晩中SPがあなたの自宅外に待機することになるので、トイレを使わせてあげてください」とお願いしていたという。

どこへ行くにもSPが同伴するプライバシーのない生活は、思春期の多感な時期を過ごしていたマリアさんやサーシャさんにとっても容易なことではなかっただろう。ミシェル夫人は当時を振り返り、

「銃とイヤホンを装着した複数の男性に取り囲まれながら迎えるファーストキスを想像してみて」

「うちの娘達に友達がいることが不思議なくらいよ」

と半ば自虐とも言えるジョークを放つ余裕を見せた。

そんな特殊な思春期をホワイトハウスで過ごしたマリアさんとサーシャさんも、現在は21歳と18歳だ。サーシャさんは今年高校を卒業し親元を巣立っていった。いよいよ正真正銘“空の巣症候群”世代となったミシェル夫人だが、“母”“大統領夫人”として駆け抜けた怒涛の21年が過ぎた現在は、夫という人生のパートナーを“再発見”するステージに突入しているのだそうだ。

一時は夫の息遣いや食事の際に立てる音にすらイラつくほど夫婦仲が険悪な時期もあった―と本音を明かし観衆の共感をさらったミシェル夫人、今は心から尊敬する良き“相棒”と迎える新たなチャプターを心待ちにしているようである。

画像は『Michelle Obama 2019年7月7日付Instagram「What a great night here in New Orleans celebrating 25 years of#EssenceFest and #BlackGirlMagic.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)