クラレは7月9日、小学6年生の将来の職業に関する調査結果を発表した。調査は今年1~3月に実施し、2019年3月に小学校を卒業した子どもと親合計1376人から回答を得た。
小6男子の将来就きたい職業1位は昨年に引き続き「スポーツ選手」(18%)。2位は「研究者」(7.2%)で昨年5位からランクアップした。3位以降、「医師」(5.2%)、「ゲームクリエイター」「エンジニア」(同率4.7%)と続く。
保護者が子どもに就かせたい仕事、男子「公務員」、女子「看護師」
6位は「大工・職人」(3.9%)で、昨年16位から大きく順位を上げた。7位は「会社員」(3.4%)で、8位に「教員」「公務員」(同率3.1%)がランクインした。「YouTuber」(1.4%)は18位で、昨年13位からランクダウンした。
一方、小6男子の保護者が子どもに就かせたい職業トップ3は「公務員」(13.1%)、「会社員」(8.1%)、「研究者」(7.3%)。以降、「エンジニア」(6.9%)、「スポーツ選手」「医師」(同率6.6%)と続く。
小6女子の将来就きたい職業1位は「教員」(6.9%)、2位は「保育士」(6.7%)。両者は昨年同率3位で、上位に返り咲いた。3位は「看護師」(6.4%)で、4位「パティシエ・パン屋」(5.4%)、5位「美容師」(4.8%)となった。
6位以降、「漫画家・イラストレーター」(4.6%)、「動物園・遊園地」(4.3%)、「デザイナー」(3.9%)、「医師」「医療関係」(同率3.8%)と続く。上位10つには医療職が目立つが、昨年1位だった「医師」は9位にランクダウン。医学部の不正入試問題なども影響したと考えられる。
小6女子の保護者が就かせたい職業1位は昨年に引き続き「看護師」(12.5%)で、以降「医療関係」(7.5%)、「薬剤師」(7.2%)、「保育士」「公務員」(同率6.1%)と続く。こちらでも医療職が上位を占める結果となった。