レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ついにメルセデスの連覇に終止符を打った前回のオーストリアGPの勢いを、今週末の第10戦イギリスGPで再現することを望んでいる。
早合点は禁物だが、オーストリアでのレッドブル・ホンダの勝利は、ホンダのパワーユニットを搭載したパッケージの進化のみならず、メルセデスの2019年型マシン『W10』に内在する弱点の可能性をも浮かび上がらせた。
今週末のシルバーストンでも気温がかなり上がるようだが、オーストリアの暑いコンディション下でメルセデスのW10は冷却の問題に見舞われ、優勝争いに絡むことができなかった。
フェルスタッペンは、目の前のあらゆるチャンスを最大限に活かす準備ができていることだろう。
「シルバーストンを楽しみにしている。特に先週末のオーストリアでの勝利の後だからね」とフェルスタッペンは語った。
「それはチームの全員とホンダにとって本当に特別な瞬間だった。すべての努力が実を結び始めているんだ」
これまでのイギリスGPにおけるフェルスタッペンのベストリザルトは、2016年の2位となっている。イギリスGPでトップ3につけた経験は少ないものの、もうひとつのホームレースでもあるイギリスGPに向けて、フェルスタッペンは次のように話した。
「シルバーストン・サーキットは、高速コーナーのおかげで本当に楽しめる。マゴッツ(ターン10)とベケッツ(ターン12)が僕のお気に入りだ。ドライブするのが本当に楽しいんだ。F1の前にF3でレースをしたことがあるから、コースをよく知っている」
「それに、キャンプをしながらグランドスタンドで僕たちを応援してくれるイギリスGPのファンを見るのが大好きだ」
「いつも多くの観客が集まる。彼らは間違いなく世界でも最も熱心なF1ファンの一員だね」
「僕たちのファクトリーもすぐそばにあるから、チームにとってはもうひとつのホームレースだ。進歩を続けて、みんなのために素晴らしいショーを日曜日に披露できることを願っている」
「僕たちはこういった多くの素晴らしい高速コーナーを気に入っているし、イギリスGPのないF1カレンダーは想像できないよ」