映画『Fukushima 50』の場面写真が公開された。
2020年3月から全国公開される同作は、門田隆将が90人以上の関係者の取材をもとに執筆したノンフィクション書籍『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を実写化する作品。タイトルの「Fukushima 50」は海外メディアが生み出した呼び名で、東日本大震災による福島第一原発の事故発生以降も現場に残り続けた約50人の作業員たちを指す。福島第一原発1・2号機当直長・伊崎利夫役に佐藤浩市、福島第一原発所長の吉田昌郎役に渡辺謙がキャスティング。
公開された場面写真は、東日本大震災発生直後のシーンにフォーカスしたもの。伊崎利夫が緊急停止した原子炉に対して異常がないか注視する姿や、吉田昌郎が現場からの状況報告を受けて対策を練る様子などが確認できる。
なお本日7月9日は東日本大震災発生時に福島第一原発の所長を務めていた吉田昌郎の命日となる。吉田は2013年に食道がんのため逝去した。