農業の高齢化と後継者不足が問題になる中、農作業の手伝いを依頼することができるマッチングサービスが登場した。
渡辺パイプは7月1日、農業マッチングウェブサービス「アグリウィズ」をスタートした。同社はリリースで「農業に関わる人、モノ、情報をマッチングする事で、皆さまのお困りごとを助け合ったり、新しい売り先を開拓できる場を提供します」と説明している。
農機具の貸し借りや農作物の売買などにも対応
農家は農作物によって、閑散期があることも多い。「夏場は忙しいが、冬場は比較的手が空いている」といったときに、夏は誰かに農作業を手伝ってもらい、冬になったら自分が誰かの仕事を手伝うようにすれば、年間を通して作業量を平坦化することができる。
農作業の請負だけでなく、農機具の貸し借りや、農作物の売買、販促物作成といった、農業に関する幅広い事柄に対応している。無料で会員登録できる。
ユーザー同士が代金を直接やり取りせず、アグリウィズが代金のやり取りを仲介する。また、身元が保証された、「本人確認済み」のユーザーを選ぶことができるので、信頼できる相手との取引が可能だとしている。さらに、賠償責任保険と傷害保険もついてくるので、何かあった際には保険金が支払われるという。
農家の課題となっている人手不足や、設備投資の負担軽減の解決への一歩となるのか注目だ。