就職活動を経て、やっと思いで内定を得てきた新卒の社員たち。社会人になったら気を引き締めて、今まで以上に頑張ろうと意気込んでいるはずだ。
しかし、入社した会社が不運にもフラック企業なときもある。キャリコネニュース読者から寄せられた「新卒で入社した会社がブラックだった」というエピソードを紹介する。
「今までの勤め先、すべてブラック。まともな会社に勤めてみたいです」という40代技術職の男性は、新卒入社の会社について以下のように語る。
「新卒新入社員だったころ、6月以降残業160時間は当たり前で、現場では新入社員が10人投入。8人が辞めていった」
入社2か月で残業時間160時間とは驚きだ。過酷な環境であることは想像に難くないが、現在勤めている会社も4か月半分給与未払いで係争中だという。ブラック企業蟻地獄から一刻も早く抜け出せることを祈るばかりだ。
「同期入社6人が全員辞めるまで2年」「『研修で必要だから』と自己負担で車購入を強要」
他人のタイムカードを打刻するのは不正行為だが、クリエイティブ職につく30代の男性がいた会社では、勝手にタイムカードを打刻してくる先輩社員がいたという。
「入社した月から月残業時間120時間を超え。試用期間中だからという理由で残業代の支払いは一切無し。タイムカードは先輩社員によって20時に勝手に打刻されるがその後も残業代は続く」
同じくタイムカードつながりで30代サービス食の男性からもブラック体験エピソードが寄せられた。
「会社規定で10時間拘束1時間休憩が基本。タイムカードは1時間区切り、59分までは残業代が付かず。会社自体残業代を付けることを良しとしておらず、店舗長が時間になるとタイムカードを勝手に打刻」
同社には6人の新卒入ったが、2年で全員辞めた。ただ労働基準局の調査が入り、うち1人は和解金100万円ほどを支払い、他にも退職者2人と裁判中だ。残業代未払いが、最終的に自分たちの首を絞めていることになると企業側に気付いてほしい限りだ。
また、販売の仕事をする20代の男性からは「新卒で入った会社に『研修で必要だから』と自己負担で車を購入させられた」と自腹で高い買い物をさせられたエピソードも。
他にも技術職の30代男性からは「社内全面喫煙可 新卒入社2日目に深夜残業」といったエピソードが寄せられた。
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