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深田恭子と瀬戸康史、笑い上戸で息ぴったり 『ルパンの娘』許されない恋愛の行方は

2019年07月08日 09:52  リアルサウンド

リアルサウンド

瀬戸康史と深田恭子

 7月7日、都内で11日よりスタートする木曜劇場『ルパンの娘』(フジテレビ系)の記者会見が行われ、深田恭子、瀬戸康史、小沢真珠、栗原類、大貫勇輔、渡部篤郎が登壇した。


 横関大の同名小説を原作に、オリジナル要素も加えて描かれる本ドラマ。代々泥棒一家の三雲華(深田)と代々警察一家の桜庭和馬(瀬戸)の許されない恋愛を軸に、三雲家と桜庭家の家族ドラマ、「泥棒vs警察」の攻防戦やミステリー、アクション、ミュージカル要素までも詰め込んだ奇想天外なラブ&コメディーとなっている。


【写真】瀬戸康史と深田恭子が書いた短冊


 七夕にちなみ、深田と瀬戸は浴衣姿で登場。作品について深田は「コメディーではあるけど、真剣に取り組んでいます。お腹いっぱいになるようなシーンがたくさん出てくる」とにっこり。原作を夢中で読んだと話し、「すごくテンポがよくて、登場人物が頭の中で整理しやすい。撮影ではさらにおもしろい要素をいただいて、パワーアップしているんじゃないか」と自信を見せた。


 一方、瀬戸は自身の役について「この作品の中では一番普通」と語り、「本格的なコメディーは初めてなので、何がおもしろくて何がおもしろくないのかわからない状態。監督やスタッフさんの笑い声とかで判断しているので、台本に書かれていることを真剣にやっている」と明かした。


 今作で深田と瀬戸は7年ぶりの共演。深田は「今回のほうが身近に感じる。クランクインした日から、楽しく撮影させていただいていて。こんなにも瀬戸さんが笑い上戸だったんだなと初めて知りました」と笑顔。すると瀬戸も「僕もそう思ってます。深田さんも笑いこらえてますから」と息ピッタリ。さらに深田の印象について「良い意味で変わってない。どんな人にも平等で、それってなかなか難しいことだと思う」と、その人柄を称えた。


 続けて深田が昨年、『海月姫』で瀬戸が女装している際にたまたま再会したことを振り返り、「遠くから見たら女性かと思ったけど、近づいたら瀬戸さんで。今回は役作りのためにパンプアップされたということで、幅の広い役者さんだと思いましたね」と話すと、瀬戸は「めちゃくちゃ嬉しい」と大喜び。またダンサーである大貫は、「緊張するかと思ったけど、楽しくやらせてもらっています」と語りながら、ダイナミックかつしなやかなターン&ジャンプを披露し、取材陣を驚かせた。


 泥棒スーツを着用するにあたり、「どうしようがいっぱいだった」という深田だが、「みなさんで揃ってティザーカットを撮影した時には、ちょっと嬉しい気持ちになって、強そうな気持ちになって。逆に瀬戸さんがスーツだったので、こっちのほうが楽しいでしょ? っていう優越感に浸りました」と茶目っ気たっぷり。瀬戸は「本当にかっこよくて、この中に入りたいとずっと思っていました。警察側のほうが悪いんじゃないかって(思うくらい)」と語り、「どっかの話で(泥棒スーツを着るシーンが)ないですかね!?」と懇願。「こそっと誰かのを着るか……」と“盗み”の可能性を示唆して笑わせた。


 泥棒スーツは体型にフィットする形で作られているといい、小沢と栗原は体型維持のために「気をつけて生活しています」と、前向きにコメント。ところが渡部は「暑いよ本当に。とにかく暑いなと思って」と不満を爆発。「天井のダクトを歩く時に、簡単に“早く歩いて”と言われると、“一回やってみてごらんよ”と思うわけ」と、本音を漏らして笑いを誘った。


 今回、役作りのために10キロ増量したという瀬戸。効果は見た目だけでなかったといい、「本当に鍛えていてよかったなと思うアクションを1話からやっている。鍛えたことで毎日が楽しいし、メンタルが上がってます。(鍛えているから)なかやまきんに君とか、あんなに元気なんだなと思いました」と筋肉がもたらす意外な効果を告白。瀬戸のほか、大貫も筋トレが日課となっているそうで、深田は「本当にストイックな現場で、いつでもどこでも筋肉大会です」と話し、会場を和ませた。


 “泥棒”にちなみ、「何か盗みたいと思うものはあるか?」という質問に、深田は“瀬戸のストイックさ” 、栗原は“瀬戸の筋肉”、大貫は“瀬戸の痩せやすい体質”と回答し、瀬戸は「めっちゃ盗まれるじゃないですか」と目をキョロキョロ。その瀬戸は“渡部のギャップを盗みたい”と言い、「ふだんはあまりしゃべらないし、ポーカーフェイスなのに、こういう会見ではみなさんを笑わせたり。そのギャップが僕も欲しいですね」と明かしていた。


 ここで、願いごとを書いた短冊を披露。本ドラマの無事の撮了を願い、「あっという間な楽しい夏になりますように」と深田。瀬戸は「スタッフさんが笑ってくれますように」と話し、「監督やプロデューサーが笑ってくれるのが自信につながる」とも。最後に深田が「視聴者が受け入れてくれるか未だにドキドキしています。撮影していても楽しい作品なので、見ている方にも良い形で伝われば」と挨拶し、会見を締めくくった。


(nakamura omame)