体調不良が報じられ「自分の言葉で伝えたかった」とスティーヴィー・ワンダー モータウンレジェンドとして名高いスティーヴィー・ワンダーが、9月に腎臓移植手術を受けることが明らかになった。ロンドンで開催中の音楽フェス「British Summer Time」のステージで自らが公表した。
ロンドンの「ハイド・パーク」で今月5日~14日に開催されている「British Summer Time」(BST)。初日はカナダ出身の
セリーヌ・ディオン が圧巻のステージを披露し、翌6日には『Isn’t She Lovely』(邦題:可愛いアイシャ)や『Happy Birthday』などでおなじみの米出身歌手スティーヴィー・ワンダー(69)が登場した。
ステージでは『For Once in My Life』『Master Blaster(Jammin’)』といった懐かしの名曲のほか、マイケル・ジャクソンやプリンス、アレサ・フランクリンら故人へのトリビュート曲も披露し、BST2日目を大いに盛り上げた。
そんなスティーヴィーはこの日、ステージ上で自身の健康状態に関する重大発表をした。今年9月に腎臓移植の手術を控えているというのだ。ファンを心配させることのないようにと「I’m all good.」(僕は大丈夫。)と何度も繰り返すスティーヴィーは、すでにドナー(提供者)が見つかっていることを報告し、
「僕は皆に愛を届けるため、そして皆から贈られる愛に対する感謝の気持ちを伝えるためにここに来たんだ。」
「皆には噂で耳にするんじゃなく、僕自身の言葉で今の状況を伝えたかった。僕は大丈夫さ。」
と伝えた。
数日前には『Detroit Free Press』が、スティーヴィーが深刻な病状を抱えていることやツアーの際に医療チームが同行していることなどを関係者の証言として報じたため、彼の健康状態について様々な憶測が飛び交っていた。そんな噂が一人歩きする状況を食い止めるべく、スティーヴィーが自身の言葉で真相を伝えるに至ったようだ。
スティーヴィーは今月9日にアイルランド・ダブリンでのショーが控えているほか、8月初めより「The Stevie Wonder Song Party: Celebrating Life, Love and Music」でラスベガスを訪れる予定だが、現在公式ホームページのツアー日程は記されていない。
(TechinsightJapan編集部 c.emma)