7月5日、WEC世界耐久選手権に参戦しているフェラーリのセミワークスチームであるAFコルセは、2019/2020年シーズンのLM-GTE Amクラスにエントリーするドライバーラインアップを発表した。
第87回ル・マン24時間レースの会期中にアナウンスされた2019/20年のフルシーズンエントリーのとおり、AFコルセが参戦するGTE Amクラスには“スーパーシーズン”から2台増えた計11台がエントリーしている。
AFコルセは、このなかで54号車と83号車、2台のフェラーリ488 GTE Evoを走らせることになるが、この日イタリアンチームは83号車の新しいカラーリングを公開するとともに、2台のフェラーリに搭乗する都合6名のドライバーを明らかにした。
まず、昨季はスピリット・オブ・レースとしてシリーズにフル参戦した54号車は、3人のドライバーが継続起用された。元F1ドライバーのジャンカルロ・フィジケラは、フランチェスコ・カステラッチ、ブロンズドライバーのトーマス・フローと改良型フェラーリ488 GTEをシェアする。
また、もう1台のフェラーリでは、2016年の同クラスチャンピオンであるフランソワ・ペロードとエマニュエル・コラールのタッグが再結成されることが決定。ペロードは2017年からTDSレーシングでLMP2クラスを戦っており、3シーズンぶりのGTE Am復帰となる予定だ。
83号車の3人目には2019年、ルジッチ・レーシングでELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにデビューした22歳のデンマーク人ドライバー、ニクラス・ニールセンが収まっている。
今回の発表ではこの新生トリオが乗り込む83号車フェラーリのカラーリングも公開された。ホワイトをベースに、特徴的なブラックのラインが入ったニューリバリーは、ペロードの出身地であるフランス・ブルターニュの旗にインスパイアされたものだという。