2019年F1第9戦オーストリアGP、ついにレッドブル・ホンダのフェルスタッペンが優勝!今季初優勝に喜ぶレッドブル・ホンダ、一方のシャルル・ルクレール(フェラーリ)は悔しい表情のままサーキットを去っていきました。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
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いや~、勝ちました!
ついに、勝ちました!
やっと、勝ちました!
そして、勝ち方がまた素晴らしすぎる!
F1で、こんなレースあるんだって、思った。
例えば、雨でサバイバルレースで勝ったとか、天候の急変で戦略がたまたま大当たりしたとかではなく、真っ当に序盤タイヤセーブして、後半に勝負かけて抜きまくって勝つってのがカッコ良かった。
それに、サーキット全体の盛り上がりもすごかったし、その雰囲気が素晴らしかった。
フェルスタッペン選手の本領発揮できたグランプリでした。
スタート。
おーい!
何やってんの!って思った。
表彰台の田辺さん(ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクター)。
登場した時、びっくりしました。
シャンパンの振り方が、ドライバーより上手な人を僕は知りません(笑)
表彰台で、シャルル・ルクレール選手を気遣う優しさ。。。
レース後、フェルスタッペン選手とルクレール選手との接触で審議、なんと約3時間もかかってました。
この写真は、レース後の囲み会見の時に、正式に勝ったとの知らせがあって、その瞬間にガッツポーズした時のもの。
2015年から参戦していたホンダF1が5年目でやっと勝てました!
この囲み会見のなか、参戦当初からの振り返りのコメントで
初期の頃、パワーユニット(PU/エンジン)を組み上がってエンジンかからず、直して走って壊れて徹夜して、走ってまた壊れて……
というようなものすごい苦労したスタッフや……
という話の時に、目に涙を浮かべていたのを僕は見ました。
そうですよね、あの頃は、本当にみなさん大変そうでした。
フェルナンド・アロンソ選手からもマクラーレンチームからも、けちょんけちょんに言われてましたものね……
まあ、確かによく壊れたし、遅かったし、振動とかね、色々ありましたもの。
言われても、仕方ないという部分も多々ありましたけど、そこまで言わんでもいいんじゃないの?とも同じ日本サイドとしては、外から見ていてもそう思ってました。
そして、今回の「エンジンモード11、ポジション5」っていう、なんと言いますか、007的なワードがまた記憶に残るじゃありませんか!
耐久性、信頼性を犠牲にしても、今回は勝ちにいくんだ!という男らしい決断をして勝ったのが、いい!
次に、壊れてもいいじゃないですか。
勝てるところで、勝ちましょう!
ホンダの吉野エンジニア、嬉しそうです。
かつてのBAR時代の同僚の多くがメルセデスにいるんですね、その方々から暖かいお祝いの言葉がかけられてました。
「長い間、お待たせしました!」って、泣けるな~~~。
表彰台の下で。
いやもう、そりゃ、嬉しいよね!
良かったです、ほんと。
山本雅史F1マネージングディレクター、笑顔の写真はたくさん出ているから、ちょっと渋めなやつを。
昨年はトロロッソと組み、レッドブルにパワーユニット供給を決めて、自らを追い込み、是が非とも結果を出すという使命をまずは一つ実現できてホッとしているのでしょうか。
帰りの羽田空港に着いた時に、やっぱり今回の勝ちが今までで一番嬉しいですか?と聞いてみました。
「そう、やっぱり、F1ってのは違うんだよね、全然違う……嬉しいね」
と言いながら、笑顔で無精髭を撫でてました。
おめでとうございます!
レース後に、コントロールタワーに呼ばれていて、戻ってきたルクレール選手。
当たり前ですけど、笑顔など全くなし。
スタッフにサヨナラの挨拶をしてサーキットをあとにしました。
勝ちたかった。
レースの大部分リードしていたわけですからね。
その時を、待ちましょう。
スタート前のグリッドにテントが用意されました。
暑いから。
そんな理由でテントが出されたことが今まであったでしょうか???
メルセデスが遅かった。
気温33度、路面温度55度という想定外の暑さに対応できていなかったメルセデス。
でも、暑さ対策はしてくるでしょうから、次にどこかで暑くても遅いとは思えません。
エイドリアン・ニューウェイさんが見つめます。
見つめる先は、最近速いマクラーレン。
見つめると、きっと何かが見えるんでしょうね。
カルロス・サインツJr.選手、ホスピタリティーの中にあるシュミレータで遊んでいるのか、なんなのか?
真剣です。
靴脱いでいます。
見ていると、コーナーでアクセルとブレーキどちらも踏んでない時間が結構あるんですね。
それと、アクセルの開け方がガバッとじゃなくて、優しく開けてた。
勉強になった!
この後、ランド・ノリス選手も真剣にやってました。
靴脱いでました。
アルファのキミ・ライコネン選手が9位、アントニオ・ジョビナッツィ選手が10位とダブル入賞。
トロロッソ・ホンダがあまり調子よくありませんね。
去年もそうでしたけど。
このように、前に車がいると、オーバーヒートしてしまうそうです。
吸気温度、水、オイルの温度、ブレーキの温度も全部。
だから、さっさと抜かないといけないんだけど、そう簡単には抜けなかったりすると離れて冷やさないと壊れてしまうことになる……
ドライバーは大変です。
フェルスタッペン選手応援席、オレンジ色。
すごく、盛り上がってました!
レース後に引き上げるニコ・ヒュルケンベルグ選手。
ダニエル・リカルド選手に、勝てませんね。。。
FIA-F2で松下信治選手が大活躍!
レース1で勝ちました!
見事な勝ちっぷりでした!
レース2では5位。
僕はね、その日曜のレース2のレース後半の追い上げが素晴らしくて、感動しながら写真撮ってました。
今後が楽しみ!
是非みなさんも、注目してみてくださいね。
セッションの合間に、ドリフト車両が走ります。
日曜日のレース前、レッドブルが持っている飛行機が飛んできます。
僕は、これを楽しみにしてます。
B-25Jミッチェル。
F4U-4 コルセア。
暑い……暑いのにチョコレート屋さんがグランドスタンド裏にありました。
これ、ホンダさんが日曜日のレース後に我々に提供してくれる、勝つカレー。
今まで、何度となくいただきました。
今回のは、格別美味しかった!
真面目に、日曜の夜は特に遅くなるので、このカレーに助けられているんです。
いろんな意味で、ありがとうございます!