2019年F1第9戦オーストリアGPにおいて、優勝を飾ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。今シーズン初優勝を挙げたレッドブルとフェルスタッペンだが、同時にこの勝利はホンダF1にとっての13年ぶりの勝利でもあった。歴史的な1日となった6月30日(日)の決勝レースを、写真で振り返る。
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▼13:47
ドライバーズパレード終了
ドライバーズパレードを終えて、フェルスタッペンがモーターホームに帰ってくる。この直前に、このモーターホームでホンダとレッドブルの首脳陣がランチを兼ねたミーティングを実施。ディートリッヒ・マテシッツ(レッドブルの創業者)から、ホンダ側に「今年のホンダは信頼性とパワーに関して、すごく努力している。ありがとう。ホンダとタッグを組めて良かった」と感謝の言葉が贈られる。
▼14:38
スターティンググリッドへ
この日のレッドブルリンクは週末で最も暑く、トップチームはグリッド上にテントを持ち込んでいた
▼14:42
ホンダ・エンジニア、データ確認
フェルスタッペン担当のPUエンジニアに確認に行く田辺豊治F1テクニカルディレクター
▼14:43
レッドブルのメカニックがパラソルを貸し出す
テントの外で仕事していたホンダのエンジニアにレッドブルのメカニックがパラソルを貸し出す
▼14:48
ホーナー「優勝の確率はフィフティ、フィフティ」
グリッド上で筆者がクリスチャン・ホーナー(チーム代表)に「今日、優勝する可能性は?」と尋ねると、「フィフティ、フィフティ」と緊張した表情で答える
▼14:57
国家斉唱終了
国家斉唱が終了してフェルスタッペンがグリッドへ帰ってくる。担当レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアセと最後の確認作業を行う。
▼15:13
スタート
スタートで失速し、大きく出遅れるフェルスタッペン。
▼Lap50
ベッテルをオーバーテイクして3番手へ
この直後、センサーが故障して一瞬パワーをロスしたため、設定をデフォルトにして、再び先頭集団を追う
▼Lap56
ボッタスを抜いて2番手へ
エンジンがオーバーヒート気味でリフト・アンド・コーストしていたバルテリ・ボッタス(メルセデス)を一発でオーバーテイク
▼Lap69
ルクレールを抜いて、ついにトップへ
「エンジンモード11」というパフォーマンスを重視した設定で、トップに立ったフェルスタッペン。ヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツアドバイザー)によれば、「そのモードは最後の30周ぐらいから使っていた」という。
▼チェッカーフラッグ
ホンダ、13年ぶりの優勝
シャルル・ルクレール(フェラーリ)とのバトルが審議下のなか、トップでチェッカーフラッグを受けるフェルスタッペン。
▼表彰式
田辺豊治F1テクニカルディレクターが表彰台へ
フェルスタッペンとシャンパンをかけ合う田辺テクニカルディレクター。
▼17:04
ホンダ・コールの大合唱
表彰式後、ホームストレートになだれ込んできたオランダ人ファンから、「ホンダ、ホンダ、ホンダ」の大合唱。その声援に感謝するかのように、表彰式を終えて帰ってきた田辺テクニカルディレクターがシャンパンボトルを掲げる。
▼18:22
スチュワード審議中
接触に関してスチュワードに召喚され、審議を受けるフェルスタッペンとルクレールをコントロールタワーの出口で待つメディア。
▼18:33
召喚終了
スチュワードへの召喚を終え、ルクレールに続いてコントロールタワーから出てくるフェルスタッペン。メディアに対しては一切コメントせず
▼19:48
優勝決定
田辺テクニカルディレクターの囲み会見中に、ホンダの広報から「審議の結果、レーシングインシデントとしておとがめなし」との報告が。あらためて山本雅史マネージングディレクターと田辺テクニカルディレクターが握手。
▼19:55
取材に応じる
正式に優勝が決定して、メディアの取材に応じるフェルスタッペン。