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DA PUMPが繰り出した次なる一手 「P.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~」ダンスの特徴

2019年07月05日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

DA PUMP『THANX!!!!!!! Neo Best of DA PUMP』

 本日7月5日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)にDA PUMPが出演する。事前情報によると、本放送で新曲「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」をテレビ初披露するという。そこで、今回のパフォーマンスや歌詞についての注目ポイントをライターの古知屋ジュン氏に聞いた。


(参考:DA PUMP、“U.S.A.ドリーム”後も止まらない勢い DPCに感謝伝えた16年ぶり武道館公演


「6月13日、14日に日本武道館で開催されたDA PUMP『LIVE DA PUMP 2019 THANX!!!!!!! FINAL』の囲み取材時には、新作には“バイーンダンス”という振りを取り入れていると説明されていました。この元ネタは、アメリカで流行っている“Woahダンス”というもので、特徴的な手の動きをベースに各ダンサーたちがアレンジを加えていく振付です。ファンの間では有名なのですが、これをベースにTOMOさんが考案した、サービスエリアにある焼きまんじゅう屋さんのテーマ曲に合わせてメンバーが踊っている“焼きまんじゅうダンス”をプラスしたものが今回のサビのパートのダンスになっていると思われます」


 続けて古知屋氏は、最近のDA PUMPのダンスに対するコンセプトについて次のように推測する。


「以前、メンバーのKENZOさんと千葉涼平(w-inds.)さんに取材をした際、千葉さんが最近のDA PUMPのダンススタイルについて「ダンスをよく知らない人に対してもわかりやすくダンスの魅力を届けよう! という感じで、お客さんに寄り添っているなと思います」(参考:千葉涼平(w-inds.)×KENZO(DA PUMP)特別対談「ダンスの魅力に触れやすい時代に」)と語っていました。『U.S.A.』では“シュートダンス”を“いいねダンス”と言い換えたりするなど、最近のDA PUMPの振付にはダンスに親しんでもらおうというコンセプトが感じられます。ISSAさん以外のメンバーの多くがダンスのインストラクターをやっているということも関係しているかもしれませんね」


 さらに古知屋氏は、近年のDA PUMPのグループとしての方向性についても語ってくれた。


「『U.S.A.』以降はダンスのおもしろさを伝えていくという方向にメンバー全員がまとまっていると思います。今回の曲は『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』の主題歌ということもあり、ファミリー層が見たり、聴いてくれるということを踏まえて、テクニカルな部分を押すのではなく、わかりやすさ、親しみやすさを重視しているのではないかと思います。あとは、コミカルな動きに合わせてパラパラをする時のような真顔になるパートがあったり、表情までを含めたベテランならではの魅せ方も面白いと思います。武道館ライブではその部分がファンに好評でした」


 また、現在の活動を示唆する歌詞にも注目だと古知屋氏は語る。


「そして歌詞にも注目です。まだ一部しか公開されていないのですが、DA PUMPの昨今の活躍ぶりを描いた内容になっているようです。〈Everybody/シャッフルしよう、世代/連鎖するスマイル/Let’s Party エンジョイしなきゃもったいない/だって人生は1回〉というサビのフレーズは、〈シャッフルしよう世代〉という部分にトレンドの振りとレトロな振りを組み合わせてダンスで見せていく近年のDA PUMPを表現しているように感じました」


 最後に古知屋氏は、過去にテレビ出演の際に安室奈美恵やSMAPの振りを取り入れて「U.S.A.」を披露したことを振り返り、今回もそのようなお楽しみ要素が入るのではないかと予想した。今夜の『ミュージックステーション』では、どんな新作パフォーマンスを見せてくれるのだろうか。(平沢花彩)