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Kis-My-Ft2「HANDS UP」は初心を思い出させる攻めのダンスナンバーに Mステ披露への期待

2019年07月05日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

Kis-My-Ft2

 Kis-My-Ft2が今夜の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演する。披露するのは、7月10日にリリースされる最新シングルの表題曲「HANDS UP」だ。


(参考:Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔、30代を機に路線変更? モテの“キング”が掲げた新たな抱負


 メンバーからは「Kis-My-Ft2史上、一番踊っている」というコメントが飛び出すなど発表からファンの中で注目が集まっていた本作。発売が今か今かと待ち望まれる中、エイベックスの公式YouTubeチャンネルでは、MVのショートバージョンを公開。7月4日現在で45万回再生を突破した。


 藤井フミヤが楽曲を提供し、グループの絆を再確認するようなハートウォーミングな「君を大好きだ」。メンバーのキュートな表情が楽しめる爽やかなラブソング「君、僕。」と、シングルでは思わず胸がキュンとなる表題曲が続いていたKis-My-Ft2にとって、「HANDS UP」はKis-My-Ft2の初心を思い出させるような攻めのダンスナンバー。


 金のチェーンネックレスなど大ぶりのアクセサリーに、柄物のシャツやパンツ、ストライプや派手色のジャケットと、ギラギラ系の衣装に身を包むメンバーが実に凛々しい。〈I gotcha I gotcha〉など耳に残る掛け声に、聴いているだけで自ずとテンションが上がっていく。


 そして、サビの「Boom Boom Boom Boom」のリズムに合わせて手を動かす振付は、“ブンブンダンス“と名付けられ、本作一番の見どころといえる。キッズダンサーによるダンス動画もアップされているので、ぜひ一緒に踊ってみてはいかがだろうか。


 ちなみに、雑誌『TV LIFE』(7月3日発売号)では、メンバー7人が登場。座談会形式で本作の魅力を語り合っているのだが、宮田俊哉のブンブンダンスの解説が怪しいと二階堂高嗣の厳しい指摘が入る。さらに、藤ヶ谷太輔が「MVの宮田の手にも注目してください(笑)」というので、今夜のライブでは宮田のブンブンダンスも要チェックだ。


 また、今回はKis-My-Ft2にとって初となるフルコーラス振付なのも、注目すべきポイント。振付を覚える日、それを固める日と2日間かけたのも、これまでにない流れだという。彼らの足の開く角度から揃っているMVを見ても、その気合の入り具合を感じる仕上がり。そのあたりも、元来Kis-My-Ft2が持つ負けん気の強さを思い出させてくれる。


 さらに、ファンには嬉しいのが7人の歌割りもしっかりあるところ。デビュー当時には前列と後列とで、衣装や歌の割り振りにメンバー間の格差があったKis-My-Ft2。だが、それを逆手にとって派生ユニット・舞祭組として活動したり、さらに前列のメンバーが嫉妬するように、まえあし from Kis-My-Ft2として限定ユニットを披露したりと、あの手この手で私たちを楽しませてくれた。


 そんな歩みをいい思い出だと笑えるのも、今彼らが7人7色の個性を発揮しているからこそ。本作は、攻めのナンバーでありながら、彼らの築いてきたものの大きさを感じることができる1曲だ。異なる色の衣装に身を包みながらも、彼らの足元には同じ黒い靴が! ここからの歩みも個性を伸ばしながら、Kis-My-Ft2として走り抜けていく。今夜のライブは、そんな彼らの決意表明とも言えるパフォーマンスになるに違いない。(佐藤結衣)