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フェラーリF1、フェルスタッペン獲得に関心なし。「2020年シーズンのラインアップを変更する理由はない」

2019年07月04日 14:51  AUTOSPORT web

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2019年F1第9戦オーストリアGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、2020年に向けてマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)にオファーを出す意志はなく、フェラーリでは2020年シーズンも現在のラインアップが変わることはないと主張した。

 先週末の第9戦オーストリアGP前のパドックでは、フェルスタッペンとレッドブルとの契約に存在するパフォーマンス条項によって、フェルスタッペンが年末にはフリーエージェントになる可能性があるという噂が流れた。

 オーストリアGPでのフェルスタッペンの優勝は、そのような憶測がほぼ実現しないということを証明するのに大いに役立ったことだろう。

 だがビノットは『Sky F1』に、フェラーリがフェルスタッペンをチームに迎えてセバスチャン・ベッテルと入れ替えようと考えているのかと尋ねられた。

「そのようなことはまったくない。私はセブ(ベッテルの愛称)が言っていることしか認めない」とビノットは語った。

「我々にはふたりのドライバーがおり、有効な契約がある。我々は非常に満足している」

「翌シーズンも我々のラインアップこのままだし、変更すべき理由など見当たらない。その点で物事は良い方向へ進んでいる」

 オーストリアGPのレース後に行われた、フェルスタッペンとシャルル・ルクレールとの接触に関する調査において、ビノットはルクレールに勝利が手渡されるべきだったと感じているが、一方ではまもなくルクレールの時代が来ると考えている。

「もちろん彼は結果を残念に思っているが、予選後は非常に楽観的な状況だったと思う。(レースでは)オープニングラップを終えた後は、レースをコントロールしていた」

「チェッカーフラッグはレースの最後でだけ振られる。それがこのスポーツの良いところだ。そして様々なことが起こり得る」

「彼はこれからのレースを新たな挑戦として見据えていると思うし、非常にハングリーだから、いつか必ず彼の時代がくると確信している」