◆涼やかな約2000個の江戸風鈴に良縁の願いを込める「川越氷川神社 縁むすび風鈴」が開催
“縁結びの神様”として知られる川越氷川神社では、2019年7月6日(土)から9月8日(日)まで「川越氷川神社 縁むすび風鈴」を開催。境内には約2000個の江戸風鈴が飾られ、昼間は澄んだ音色とカラフルな彩りを、夜はライトアップされた幻想的な雰囲気を楽しめる。期間中は、限定のお守りやスイーツも登場。恋にちなんだ特別行事も行われるので、良縁祈願と納涼をかねて出かけてみては?
風鈴回廊
想いを運ぶ美しい風鈴回廊で江戸情緒あふれるショットを
風鈴回廊には、職人さんが川越氷川神社のために一つひとつ手づくりで仕上げたガラス製の江戸風鈴が飾られている。よく見ると、色も形も音色も、それぞれに異なるのがかわいい。
「風の便り」と言われるように、昔の人は「風が人の想いを運んでくれる」と信じていたそう。そんな想いを運ぶ風鈴には、願いごとを書いた木の短冊を結ぶことができる。
神社のある川越の街は江戸時代の伝統的な建物がたくさん残っていて、「小江戸」と呼ばれるほど。街なかにはレンタル着物店も多いので、浴衣姿で風鈴回廊を歩けば、江戸情緒あふれるショットが撮れるはず。
光る川
夜は幻想的な灯りのもとでロマンティックな夕涼みを
1500年以上前に創建された川越氷川神社。その由緒を記した古文書には「光る川の伝説」が残っているのだとか。そこで、この由緒にならって、期間中は19時から21時まで「光る川」が登場。こちらは、地下から湧き出るご神水が流れる境内の小川に無数の光ファイバーを設置したもので、夜空に輝く天の川のようなきらめきが幻想的な空間を演出する。
このほかにも、透明な風鈴が並ぶ「風鈴小路」では夕方以降にライトアップが行われ、時間によって変化していく様子を楽しめる。また、境内の木々の高さに合わせて数カ所にオブジェとして設置される「竹毬風鈴オブジェ」は、竹細工越しにこぼれる優しい光に癒される。
幻想的な灯りと涼やかな風鈴の音色で、夕涼みもロマンティックに楽しめそう。
上/「縁むすび風鈴」限定のお守り 下/むすびcafe「彩り風鈴」各500円、全7種(もも、グレープフルーツヨーグルト、メロン、ライチ、パイン、ぶどう、マンゴー)
期間限定のかわいいお守りや風鈴に見立てたスイーツも
「縁むすび風鈴」期間限定の夏らしい涼やかな柄のお守りも人気。7月6日(土)から第一期、7月27日(土)から第二期、8月17日(土)から第三期と、3週間おきに頒布予定だけれど、それぞれ数量限定でなくなり次第終了となる。絶対にゲットしたいという人は、頒布開始の日が狙い目。
境内にある鎮守の杜のカフェ「むすびcafe」で人気なのは、風鈴に見立てたガラスの器に入ったスイーツ「彩り風鈴」(各500円、全7種)。色とりどりのソース、ムース、ゼリー、フルーツの層が重なり、目でも楽しめる。
上/「恋はなび」 ※イメージ 下/「恋あかり」ぼんぼり
恋にちなんだ特別行事「恋はなび」と「恋あかり」で良縁を
期間中は、「恋」にちなんだ特別行事も実施される。ひとつは7月27日(土)から頒布される特製の線香花火「恋はなび」(初穂料300円、毎日先着100本、1組1本限定)。夫婦や恋人、親子や友人など、2人でひとつの線香花火を灯せるように持ち手が2本になったもので、草木染の優しい色あいに仕上げている。花火の後は、紙縒(こより)を互いの指に結び合って、思い出もお揃いに。
7月27日(土)から8月31日(土)まで、神社特製のぼんぼりに想いを灯す「恋あかり」も開催。この期間は毎日夕方18時30分から社殿で「特別良縁祈願祭」が執り行われるので、縁結びの神様にお祈りしたい人は参加を。祈願初穂料は1人1500円で、「恋あかりのぼんぼり」と飴が授与される。
色とりどりの縁結びの風鈴の色彩を楽しみ、音色に癒され、縁結びの神様に祈る夏。境内に一歩足を踏み入れるだけで、良縁に巡り合えそうな予感!