ニコ・ヒュルケンベルグは、先週末のレッドブルリンクにおけるルノーF1のパフォーマンス不振と、彼のR.S.19の“おかしな挙動”に当惑させられたままオーストリアを後にした。
シュピールベルクでのルノーは序盤から劣勢にあった。ヒュルケンベルグとチームメイトのダニエル・リカルドはふたりとも予選Q3進出を果たすことができず、リカルドは彼のマシンについて何か「根本的なものがおかしい」と感じていたという。
決勝日はまたしてもルノーにとって厳しい状況となり、ドライバーはふたりともトップ10争いに加わることができなかった。
日曜日の夕方、ヒュルケンベルグは午後の序盤に直面したいくつかの問題をリストアップした。また彼は、オーストリアではルノーのR.S.19は何かがおかしかったという、チームメイトのリカルドの意見にも同意している。
「マシンには多くの問題があった。ブレーキにもだ」とヒュルケンベルグは話す。
「(レースでは)さらに問題に見舞われた。ブレーキに、とてもおかしな挙動があった。マシンを制御するのが難しいこともあったんだ」
「ストレートを走行しているときでさえ、フロントがすごく軽く感じられた。まるで他のマシンの後ろに近づいてトウの影響を受け、振り回されているようだった。あそこでは簡単にはいかなかったのは確かだよ」
「アルファロメオ勢との差はそれほど離れてはないなかったが、他のマシンを追いかけるのは、ああしたコーナーでは厳しかった。追い抜きのための十分なペースもなくてね」
ヒュルケンベルグは、チームが次戦イギリスGPの前に、シュピールベルクの週末について総合的な分析に着手することを期待している。彼はオーストリアで起きた問題が、コース特有のものであることが証明されることを願っている。
「(これらの問題は)特有のもので新しい問題だ。少々予想外で奇妙だった」
「これまでの経験から、オーストリアは特徴のあるコースだと感じている。過去数年、ルノーはここでは良い結果を出せていない。だから、問題がコース特有のものであることを願っている」
「来週、問題に取り組む必要がある。問題を掘り下げ、データを検討し、物事を検証して、何が起きていたのかを調べるんだ」