パーソルキャリアは7月3日、「年収1000万円プレイヤーの趣味・リフレッシュ事情」に関する調査結果を発表した。調査は今年5月、一都三県に住む会社員で、役員やフリーランス以外の男女800人を対象に、インターネット上で実施した。800人の内訳は、30代~50代で年収1000万円台(1000万円~1100万円未満)の人が400人、20代~40代で年収400万円台(400万円~500万円未満)の人が400人となっている。
今回の調査では、1000万円プレイヤーの趣味・リフレッシュ事情を探るために、1000万円プレイヤーと平均年収層で比較をした。「趣味」について聞くと、平均年収層より1000万円プレイヤーの方が、アウトドアの趣味に意欲的なことが明らかになった。
趣味「睡眠をたっぷり取る」「ショッピング」は平均年収層で多い傾向
特に1000万円プレイヤーと平均年収層でポイントに大きな差があったのは「スポーツ・運動をする」。1000万円プレイヤーは20.3%いるのに対し、平均年収層では8.5%にとどまる。「アウトドアレジャー」も、1000万円プレイヤーは6%だが、平均年収層は2.8%だった。
平均年収層の回答が1000万円プレイヤーを上回ったのは「睡眠をたっぷりとる」や「ショッピング」。睡眠は平均年収層の27.4%が回答したが、1000万円プレイヤーでは19.8%。ショッピングは平均年収層が34.6%、1000万円プレイヤーが27.8%だった。
1000万円プレイヤー、平均年収層ともに最も多かったのが「国内旅行」で、1000万円プレイヤーでは61.2%、平均年収層では48.5%が趣味と答えている。
平日のリフレッシュ方法「ゲームをする」1000万円プレイヤーはわずか0.8%
次に、「平日のリフレッシュ事情」を比較した。1000万円プレイヤーが平均年収層を上回ったのは「散歩・ランニングなど体を動かす」、「家族と遊ぶ」の2つ。散歩・ランニングは1000万円プレイヤーが22.9%、平均年収層が13.9%だった。「家族と遊ぶ」は1000万円プレイヤーが14.4%、平均年収層が7.4%となっている。
一方、平均年収層が1000万円プレイヤーを上回ったのは「ゲームをする」、「昼寝をする」、「間食をする」、「SNSをする」、「ネットサーフィンをする」、「おしゃべりをする」の6項目。特に「ゲームをする」では大きく差がつき、平均年収層で8.6%なのに対し、1000万円プレイヤーは0.8%だった。
「1週間で趣味に費やしている時間」は1000万円プレイヤーも平均年収層も大差なく、最も多いのは「3時間以上10時間未満」だった。「1週間で趣味に費やす金額」も、双方共に約8割が「3万円未満」と答えている。