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フェラーリF1代表、オーストリアGPでの裁定に異議を唱えるもFIA側が反論

2019年07月02日 14:01  AUTOSPORT web

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フェラーリF1代表は、フェルスタッペンとルクレールの接触に関する裁定に異議を唱えた
FIAレースディレクターのマイケル・マシは、オーストリアGPでのシャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペンによるインシデントと、カナダGPでのセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの衝突を比較したいというフェラーリF1の要求に異議を唱えた。

 ルクレールとフェルスタッペンのコース上での接触は、スチュワードによってレーシングアクシデントと判定されている。その後、フェラーリF1のチーム代表であるマッティア・ビノットは判定に対して不満を表明した。

 ビノットは「接触が起こった」とし、ルクレールはコース外へ押し出されたと主張した。

「我々がこのルールを認めるか否かは別として、これらは明確なルールであると考えており、こうした裁定は過去のレースでも適用されてきたものとまったく同じものだ」

 だがマシは、2件のインシデントがまったく異なる状況下で起きたと明言し、フランスGPでランド・ノリスに対してダニエル・リカルドが行なったことを例として挙げた。

「カナダでのインシデントでは、セバスチャンが芝生に乗り上げて前に出ており、オーバーテイクの動きではなかった」とマシは説明した。

「ランドとのケースでは、完全にダニエルがコース外に出て、コースに復帰する動きの一部だった。しかし今回のケースでは、両方のマシンがコース上にいて、オーバーテイクの動きだった」

「それら3件のケースを比較すると、それぞれまったく違ったインシデントだったのだ」

「スチュワードが正しく指摘したように、あれはオーバーテイクの動きであったし、彼らの見解ではレーシングアクシデントだった。彼らの観点からは、ただ素晴らしいレースのひとつだった」