10月25日から公開される松尾スズキ監督・脚本・主演の映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の主題歌に星野源の“夜のボート”が起用されることがわかった。
R18指定作となる同作は、元女優の妻・綾子の浮気をSNSの投稿で知ってしまった脚本家・海馬五郎が主人公。ショックのあまり離婚を考えるも、財産分与で資産の半分を支払わなくてはいけないことを知って激怒した海馬が、資産1000万を自身の「不貞」で使い切ることを決意し、綾子のSNSの投稿についた108の「いいね!」と同じ数の女性を抱くという復讐劇に挑む様を描く。共演者は中山美穂、岩井秀人、秋山菜津子、坂井真紀、堀田真由、大東駿介、土居志央梨ら。
松尾が作詞、星野源が作曲を手掛けた“夜のボート”は、2008年に上演された松尾作・演出の舞台『女教師は二度抱かれた』で星野と市川実和子が歌った劇中歌。松尾は脚本を書き始めた時から“夜のボート”を使用したいと考えていたという。
映画のために新たにレコーディングを行なった星野は「松尾さんから、11年前に上演された舞台で僕が作った歌を『映画の主題歌にしたい』と連絡を頂きました。このとんでもない『108』という作品の主題歌にこの哀しい歌を選ぶあたり、松尾スズキ!って感じがしてとても好きです」とコメント。なお映画版“夜のボート”のリリースは予定されていない。