入社前にはやる気にあふれていても、職場でひどい目にあうと気持ちが一気に冷めることがある。キャリコネニュース読者から寄せられた「この会社ムリ!と思った瞬間」を紹介する。
アパレル業界で働いていた30代女性は、上司に「給与は商品を買うためだけに払っている」と言われた。お金がすべての考えが強く、
「商品を買って売り上げると"正義"、買わないもしくはお客様のお買い物だけで売り上げる"悪"としていました」
という。従業員に自爆営業を強要する上司にうんざりした女性は、8か月で退職した。
賞味期限切れのポテサラを廃棄しようとしたら、社長夫人に怒られる
販売・サービス業の30代男性の元勤務先では、期末にギリギリ黒字決算できるかの状態にあった。しかし、同族経営の役員たちが社内予算から家族旅行用の車を購入。赤字に転落した。
「自分たちの浪費が原因なのに、『お前らが稼いでこないから赤字になった。どうしてくれるんだ!』とめちゃめちゃ怒られました。その後、従業員の給与は下げられ、ボーナスはなくなりました」
スーパーマーケット勤務の40代男性は、消費期限の切れたポテトサラダを廃棄したところ、社長夫人から怒られてしまう。
男性は食中毒の死亡事故を引き合いに出し、必死に抗議した。幸いにして社長の理解を得て廃棄に至った。店頭への陳列は防ぐことはできたが、この社長夫人の対応に不信感を抱き、男性は退職した。
「俺はお前なんか辞めたって何とも思わないから消えても構わん」
介護職で働いていた20代男性は、上司からのパワハラに耐えきれずに退職した。在職中には意味のない説教を2時間以上され、心も体もボロボロになった。決め手は、上司からの冷たい一言。
「パワハラ上司について会社に相談しても、『お前が仕事が下手くそだからだろう。俺はお前なんか辞めたって何とも思わないから消えても構わん』とはねつけられました」
自分の中で何が吹っ切れた男性は介護の仕事を辞め、現在は家業を手伝っている。男性は、「部下を大事にせず、道具としか見ない職場には早く見切りをつけないと、自分の命が危ないです」とブラック企業には早く見切りをつけるべきだとアドバイスする。
技術職として働く40代男性の元勤務先は、「2徹3徹は当たり前」の超絶ブラック企業だった。5日間会社に泊まったとき、女性社員が入浴のため帰宅したいと申し出たところ、上司は、「ありえへんな。うん、それはなしで」と一蹴した。
ほかにも、
「内定を受けた会社からなるべく早く出社してほしいと言われて入社を早めたのに、座席が用意されていなかった」(40代女性、管理・事務職)
「コンプライアンスの遵守と言っておきながら残業代が出ない」(30代女性、技術職)
といった声も寄せられていた。
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