2019年F1オーストリアGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは4位を獲得した。
予選でトラブルが発生した影響で9番グリッドからスタートしたベッテルは、ソフトタイヤから21周目にハードに交換。この際、メカニックの無線のトラブルでタイヤ交換の準備ができておらず、大きくタイムロスした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに抜かれた直後、ベッテルはソフトタイヤに交換。終盤にメルセデスのルイス・ハミルトンをオーバーテイクし、4位でフィニッシュした。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=4位
僕はいつだって物事をポジティブに考える。今日はチームが素晴らしいマシンを用意してくれた。比較的いい週末だったと思う。カナダGPのようにね。
昨日の出来事を残念に思うけれど、今日のレースはエンジョイできた。ホイール・トゥ・ホイールのバトルをし、プッシュし続けたんだ。
シャルル(・ルクレール)のこと(注:初優勝をあと一歩のところで達成できなかったこと)は残念だ。週末を通して速くて、今日も素晴らしい仕事をしたのにね。
全体的に見ると、ハッピーな部分もあれば、そうでない部分もある。今週末はふたり揃って表彰台を獲得し、ひとりは最上段に上ることが可能だった。
マシンに関して何が必要なのかは分かっている。ダウンフォースをつけなければならない。ここやカナダのようなサーキットでは強いけれど、もっとマシンをよくする必要がある。でもそれは、一日で実現できるような簡単なことではないんだ。
マラネロの皆は仕事に情熱を注ぎ、マシンを改善するために必死に働いてくれている。彼ら全員にお礼を言いたい。今シーズン型フェラーリには間違いなく勝つ力があると信じている。