MotoGP第8戦オランダGP決勝レースを終え、MotoGPクラスで表彰台を獲得したマーベリック・ビニャーレス、マルク・マルケス、ファビオ・クアルタラロが会見に登場。一時は三つどもえのバトルを演じたレースを振り返った。
■マーベリック・ビニャーレス/モンスターエナジー・ヤマハMotoGP(決勝 優勝)
「モンメロ(第6戦イタリアGP)前は厳しい状況だったけれど、(そこから)週末を通じて優勝に向けて戦えると考えていた。速さがあったし、トップ集団で戦えると感じていたんだ。このコースでは金曜日からバイクにいい感触があったよ」
「残り7、8周くらいで、とても力強さを感じていた。レースではたくさんミスをしてしまったけれどね。最初からオーバーテイクするのは難しかった。彼ら(ファビオ・クアルタラロ、マルク・マルケス)はとても速かったから。けれど最終的には、僕にはリズムがあると考えていたし、自分の強みをしっかり把握していたんだ」
「チームはいい働きをしてくれた。まずはこの瞬間を楽しみたい。とはいえ、前進を続けて週末に向けて気持ちを保っていかないとね」
■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チームP(決勝 2位)
「チャンピオンシップにとってはいいレースになったよ。この週末は僕たちに厳しいものだった。2位でフィニッシュできたけれどね」
「僕はリヤにソフトタイヤを選択した。表彰台を獲得するための選択肢のひとつだったんだ。今日は勝ちを目指していなかった。表彰台を獲得することにひたすら集中していたよ」
「ファビオの後ろで、ビニャーレスが来るのを待った。彼はペースがよかったからね。ファビオを交わして2番手に浮上したときにはもう、リヤタイヤが終わっていたんだ。だから、このポジション(2位)はいい結果だよ。20ポイント稼ぐことができた。チャンピオンシップを考えれば、ベストな結果だ」
■ファビオ・クアルタラロ/ペトロナス・ヤマハSRT(決勝 3位)
「レース序盤は2019年シーズンのなかでもとてもいい感じだった。けれど、レース中盤にはバイクを操りきれなくなってきた。マーベリックとマルクがオーバーテイクしていって、セカンドグループでどう戦うか考えなければと思ったよ。表彰台獲得に向けて、うまくやろうと思った。とにかく、今日のレースには満足さ」
「バルセロナ(第7戦カタルーニャGP)後、アッセンを100パーセントの状態で迎えられるだろうと僕は言った。バルセロナではなにもなかったんだ。けれど、(アッセンでは)100パーセントで走れなかった。(次戦の)ザクセンリンクではほとんど左コーナーだ。身体面ではいい方向に働くだろう。ドイツGPが楽しみだよ」