6月30日に行われた2019年のスーパーGT第4戦タイの決勝レース。スーパーGT GT500クラスでポール・トゥ・ウインを飾ったWAKO’S 4CR LC500の大嶋和也と山下健太が優勝の喜びを語った。
WAKO’S 4CR LC500
大嶋和也
「(チームと自分が)最後に優勝したのが2013年で、ずっと長く勝てていなくてプレッシャーはかかっていました。そして、やっと勝つことができ、応援してくれた方たちに恩返しできたかなと思っています」
「(今日の)決勝ではずっといいレースができていたのですが、少し(気持ちが)熱くなりすぎた部分もあり、ピットから出てきたクルマに接触して順位を落としました」
「そこは悔しい気持ちですけど、その分チームがものすごく早いピット作業をしてくれ、山下(健太)君がその後いいレースをしてくれました。路面温度と気温が下がっていく方向だったとはいえ、リヤのグリップが下がっていく状況で、後半も厳しいレースになるだろうなと思っていました」
「KeePer TOM’S LC500が後ろにきた時に、同じタイヤをチョイスしたという情報をもらっていたので、バトルしやすくなるだろうと思っていたら、(山下選手が)気持ちの強いバトルを見せてくれたので感謝です。優勝でき、みんなに感謝したいです」
「ランキングトップになり、次戦はウエイトハンデと燃料リストリクター(による調整を受けるの)で、かなり厳しい状況になります。特に次戦は富士なので長いストレートをパワーのないクルマでがんばらないといけません」
「今まで2位や3位で厳しいレースを続けていたので、一回勝ったことで気楽に淡々と走れるかなと思っています。(ポイントを)とりこぼさず1点でも多く獲れるようにがんばりたいです」
山下健太
「まず、チームに感謝しています。大嶋(和也)選手のスタートからずっと見ていて、結構ペースは厳しそうだなと思っていました」
「それでも大嶋選手が上位を守ってピットに入り、ピット作業も早くて、au TOM’S LC500の前にでることができ、これは絶対に(ポジションを)守らなければいけないなと思いました」
「ペース的には後ろのTOM’Sの2台(au TOM’S LC500とKeePer TOM’S LC500)にかなわず、真後ろにつかれて何度も抜かれそうになったのですが、“ここで抜かれたら優勝できないから絶対に引かない”という気持ちで走っていました。勝ててホッとした気持ちです」
「次戦からウエイトハンデで重くなるので、非常に厳しくなると思います。現時点でランキングトップなので、ここから(ポイントの)取りこぼしをせずにいけばチャンピオンも見えてきます。余計なミスをせず、できる限り上位でフィニッシュしチャンピオンを狙いたいです」