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F1第9戦オーストリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2019年06月30日 18:41  AUTOSPORT web

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2019年F1第9戦オーストリアGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第9戦オーストリアGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。

■リッチ・エナジー・ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 予選=5番手


 うまくいくときはうまくいくものだ。なぜこんなラップを走れたのか分からないが、自然にそうなり、うまくものにした。

 今日はチームの皆がFP3から予選までの間にギヤボックスを交換するために、懸命に作業してくれた。僕の担当だけではなく、チームメイトの担当者たちも、予選に間に合うようにと助けに来てくれた。

 今週末はけがをしている者もいたが、皆が協力し合っていい仕事をしたと思う。悪いレース、悪い予選が何戦か続いたけれど、こういった結果を出せてうれしい。ペナルティがあっても、ポイント圏内のトップ10からスタートできるんだ。予選前にこんな結果を信じるかどうかを尋ねられたとしたら、あり得ないと答えただろう。すごくハッピーだよ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=4番手


 今日は、ベストではないが悪くはない一日といった感じかな。マシンの感触はよかったし、スピードもあった。なのにいい形で予選を締めくくることができなかった。

(チームとの)コミュニケーションの問題があった。(最後のアタックラップを開始するまで)残り時間が少ないと言われたから、前のマシンに近づきすぎて、タイムを更新できなかった。でも実際には時間にいくらか余裕があって、それを利用することができたんだ。

 フェラーリとはかなり接戦になると思っていたが、彼らにはまだマージンがあった。今日はポールポジションには手が届かなかった。彼らはストレートであまりにも速かった。

 でも明日は長い一日になるだろう。2列目からのスタートなら、まだチャンスはある。ストレートでスリップを使えるし、1周目にはいろいろなことが起きる可能性があることは過去の経験から分かっている。全力を尽くして戦うよ。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=3番手
(2番グリッド昇格が決まる前のコメント)


 今日の予選には本当に満足している。週末を通してマシンの競争力の高さを感じているし、エンジンに関しても、パワーをさらに少し引き出すためにホンダと協力し合っていい仕事をしてきた。
 3番手というのは素晴らしい結果だから、ラップを走り切った時には思わず笑顔になった。今日は最大の結果を出したと思うし、コーナーではかなりの速さを発揮できた。ポールタイムに近づけたことも前進した証拠だ。

 マシンを止めてエンジンを切ると、観客の声援が聞こえた。オランダのファンも、オーストリアのレッドブルファンも大勢来てくれた。彼らからポジティブなエネルギーとモチベーションをもらっているんだ。

(金曜にクラッシュして)ロングランをしていないけれど、僕らは大抵、予選よりレースでの方が少し強い。優勝争いできるようになるまでにはまだ長い道のりがあるが、僕らチームは今回いいスタートを切ったと思う。明日は全力を尽くして戦うよ。

 僕らにとって楽ではないサーキットですごい結果を出せたと思う。予選は苦労するだろうと思っていたから、あまり期待していなかったんだ。フェラーリやメルセデスと比べるとストレートでかなり遅いからね。

 でも今週末は全体的にパフォーマンスがかなり改善したのを確認できた。マシンに導入したアップデートが優れたパフォーマンスを発揮している。このアップデートのおかげで全体的にグリップが向上した。ホンダもエンジンのパワーを上げることができた。予選を通してマシンはすごく満足できる状態で、コーナーでもかなり強力だったよ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手


(ポールポジションを獲得した)シャルル(・ルクレール)におめでとうと言いたい。彼は週末を通して速さを発揮しており、僕らは今のところフェラーリ勢に追いつくことができずにいる。彼らにはストレートでパワーのアドバンテージがあり、その上、中高速コーナーでの速さも見出したようだ。
 自分のマシンにいい感触を持ってはいるが、ストレートではやれることがない。この部分を改善するために取り組みを続けていかなければならない。

 Q1でキミとのインシデントがあった。コーナーで追いつかれてはいけないと思い、彼の前からどこうとした。そんなつもりはなかったが、それによって彼のラップを邪魔してしまったのかもしれない。彼のマシンが近づいてきていることに気付いていなかったから、対応が楽ではなかった。

(予選中)コース上での位置取りが難しかった。常に自分が先頭にいて、スリップストリームを得られなかったんだ。幸い、最後のラップではまずまずの位置を走れたけれど、終盤は接戦だったね。

 このポジションには満足している。3つのチームがトップ3のポジションを分け合ったのは良いことだ。明日、彼らと戦えるのが楽しみだ。良い走りを見せられることを祈っている。

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=1番手


 うれしい予選結果だ。準備として取り組んできた仕事が、これほどまでに早い段階で効果を発揮したことに満足している。特に、Q3に向けてベストな形でマシンのセットアップを行うという作業がうまくいってよかった。
 僕にとっては素晴らしい結果だけれど、セブ(ベッテル)がQ3で問題に見舞われたから、チームの全員にとって最高とはいえない。それが残念だよ。

 明日はいいレースをしたいね。ソフトコンパウンドでスタートするというタイヤ選択には満足している。いいスタートを切って、オープニングラップ序盤でライバルたちを抑え切ることが重要だと思うからね。今週末、僕らのレースペースはかなり強力だから、いい仕事ができるという自信がある。