2019年F1第9戦オーストリアGP予選で6番手~10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=10番手
こんな日になってしまい、ひどく落胆している。ポールポジションをかけて戦えるだけのマシンがありながら、走ることさえ叶わなかった。
マシンに問題が発生したため、Q2の一部とQ3すべてに参加できなかった。(修理するという)決断をすぐさま下したが、ボディワークを外さなければならず、問題のある部分にアクセスするのは容易ではなかった。チームの皆はできる限りのことをしてくれたけれど、時間内に直すことはできなかった。
もし修復できたとしても、1回のランしか走れない可能性が高かったから、それに向けて集中していた。でも結局コースに戻ることはできなかった。
このことはもちろん痛手だけれど、シャルル(・ルクレール)が戦い抜いてポールを獲得するところが見られたのはよかったよ。チームのためにうれしく思っている。僕自身は満足のいく結果を得られなかったけどね。
今週末、僕らのマシンには速さがあると思う。僕らより上位のドライバーたちよりも速いと思うから、明日はいい一日になることを願っている。いいレースを走りたいね。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 予選=9番手
残念な結果だ。肝心な時にラップをまとめられなかった自分にがっかりしている。Q3でやるべき仕事ができなかった。この問題に集中して改善していく必要がある。
ペースがいいので、僕らが一歩前進したのは間違いない。フリープラクティスでは好調で、すべての点においていい形で準備を整えていった。Q1とQ2は強力に戦い、ポジティブな要素をたくさん見つけた。Q3に向けて期待できそうな状況だったんだ。でも最初のラップは理想的でなく、2回目の最後のランではターン1でミスをし、ターン3までにコンマ3秒から4秒をロスした。あれがなければ5番手を獲得することができただろう。
でも今は明日に気持ちを切り替えなければならない。決勝で挽回することが可能だ。最終結果が出るのは明日だから、レースでポジションを上げていくため、力を尽くしていく。マシンは強力だし、どういう戦略を取れるのかを見ていくよ。
■アルファロメオ・レーシング
アントニオ・ジョビナッツィ 予選=8番手
今日はいいパフォーマンスを発揮できたね。僕にとってもチームにとっても、喜ばしい結果になった。フランスと比べてマシンが進歩しており、乗り込むたびに自信を深めているんだ。チームと一丸となって取り組んできた仕事に満足している。
2台のマシンがトップ10に入れたので、ポイント獲得のチャンスは十分ある。それでもレースに向けて最高の戦略を練る必要がある。ロングランペースは優れているから、明日はバトルに加われるだろう。全力を尽くして、いい結果を持ち帰りたい。
■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=7番手
今日の結果には満足していいだろう。今週末はずっとスピードがあり、予選で求めていた結果を手に入れた。このサーキットではタイムが接近しているから、いい仕事をすれば上位に行くことができるんだ。差がとても小さかったので、もしかしたら(ランド・)ノリスよりも上に行けたかもしれないが、最終的にはこの結果を受け入れるよ。肝心なのは明日なので、ベストを尽くしていく。
まだ改善すべき部分があるけれど、いい位置からスタートできるので、慎重に走り、1周目をうまく乗り切って、どこでフィニッシュできるかを見ていこう。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=6番手
いい予選だった。厳しい戦いになることは分かっていたけれど、ポール・リカールの時より接戦だったね。
2戦連続で5番グリッドからスタートできる。現場のチームとウォーキングのファクトリーのスタッフが素晴らしい仕事をしてくれた結果だから、皆で喜びたい。
いいスタートポジションだし、先週のポール・リカールでのようなレースをすることを目指すよ。このグリッドを確実に生かし、トラブルを避けることが重要だ。その上で、どこでフィニッシュできるかを見ていく。ここは標高が高く、路面温度も高い。それが最終結果に大きな影響を及ぼすことになるだろう。