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SixTONES、“裸でトーク”ドライブ旅企画が完結 見せ場たっぷりの動画に高まるデビューへの期待

2019年06月30日 17:11  リアルサウンド

リアルサウンド

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 人気ジャニーズJr.グループ、SixTONESがYouTubeに最新動画『【1年ぶりの復活】裸でトーク!秩父ドライブ旅ー5/5』をアップし、計5本の『秩父ドライブ旅』シリーズがついに完結した。ドライブ企画は、6人のみで車に乗り込み、プライベート感覚で繰り広げられる旅の模様は、メンバーもファンも大のお気に入り。そんなみんな大好きドライブ企画の第3弾となる今回は、メンバー想いな田中樹自らプロデュースしたのだが、自由過ぎる男たちが思惑通りに動くはずもなく……ゆるくも、最後はしっかりオチをつけるSixTONESらしい旅となった。


(参考:SixTONES、“雑なスケジュール”のドライブ企画で魅力爆発 田中樹の想いはメンバーに届くのか?


 “旅のしおり“まで手作りしてきたいじらしい田中。だが、そのスケジュールは大半が“行ってからのお楽しみ“状態だったために、田中の狙いとそれを全く汲み取らないメンバーとのすれ違いが続く。目的地の秩父に向かう途中にあるサービスエリアでホットスナックの人気ベスト3を楽しんでもらおうともくろんでいたため、田中はお腹をすかせてコンビニに寄ろうというメンバーに「おかしで我慢」「300円以内」とルールを設定。しかし、そのルールの真意を知らないメンバーは無邪気に好きな物を爆買い! 森本慎太郎が運転席で待つ田中の気配を気にしながらチラッチラッと見る姿も、その暴走の気配を感じながらもただ遠くから見守るしかなくガックリとする田中も、視聴者の笑いを誘った。


 だが、いざサービスエリアに到着すると、田中の心配は無用だった模様。ホットスナックを前にメンバーの瞳はキラキラと輝き、食欲旺盛な男たちの様子に見ているこちらの頬も緩む。そして、試食をしながら、売上上位の人気商品を当てようということに。1つの商品をみんなで食べ回すため「小さい口で」とルールを設けた6人。トップバッターの髙地優吾が、最後まで小さくパクっとしているにも関わらず、森本、京本大我、松村北斗と、次第にひとくちが巨大化。これには、髙地が「お前らさ!」と不満爆発。すると、ラストのジェシーは逆にちょびっとだけ食べるボケを披露。「(逆に)食え! そこまでいったら」(髙地)と息の合ったツッコミが入ると、チーズ棒の残り半分ほどを一気で食べきり、その食いっぷりにメンバーも思わず拍手して大喜びという展開に。


 ルールを作っては、それを越えていく面白さを模索する……そんなふうにいつだってSixTONESの周りには予定調和で終わらない笑いが生まれていくのだ。なんでもないドライブシーンでも「○○あるよ!」「マジか、△△しときゃよかった」のボケ合戦。「カツ揚げりゃよかった」というパワーワードも飛び出したり、ライフルをかまえてガチンコ勝負だと思いきや後々のサプライズに続いていたり……。「クオリティが低い(笑)」と歯に衣着せぬコメントが飛び交うのもまた信頼関係があればこそ。YouTubeの動画が継続してアップされることで、彼らの絆がさらに深まっていっているのを感じることができる。気まずい仲であることを公言してきた京本と松村の雪解けも、実に微笑ましい限りだ。


 結成して約5年。5本目の動画では、温泉に入りながら、しみじみと結成当初からの思い出を振り返る。ライブをしても、なかなかお客さんが集まらなかったこと。当日券が何枚売れたのかを確認しては一喜一憂していたこと。「パフォーマンスに不安な心が出ている」と注意されたこと。それが、今ではSixTONESだけで地方公演ができるまでに成長した。さらに、『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)にも単独で出演できるほどになったのだから感慨深い。


 もちろん、そんなしみじみとした雰囲気で終わるSixTONESではない。旅のクライマックスは、さらに絆を深めるべく日ごろメンバーに対して不満に思っていたことを伝え、言われた人はしっかりと懺悔して水に流す(水をかぶる)というもの。京本のお姫様ぶりや、松村のメンバー愛が露呈したところで、田中の絶対NGも飛び出す始末。「カットせずに絶対使え」とでも言わんばかりにメンバーは「いいね! いいね!」とカメラアピール。さらに森本のバスタオルもひらりと落ちて、文字通り強制終了というオチに。


 あとは「デビュー」のひとことを待つだけ。今、「機は熟した」と言わずにいつ言うのか。彼らの勢いを見ていると、そんな思いがより一層強くなる。もちろん、その日が早く来てほしいと願いながらも、こんなバカバカしい男子旅をまだまだ見ていたいという気持ちでいっぱいだ。


(佐藤結衣)