2019年F1オーストリアGPの土曜予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンは2番手だった。しかしQ1で他車を妨害したとして3グリッド降格のペナルティが科され、他のペナルティとの兼ね合いでハミルトンには4番グリッドが与えられている。
Q1でハミルトンはアルファロメオのキミ・ライコネンのすぐ前を走行、ターン3でコースオフしてライコネンの進路から外れたが、ライコネンは邪魔されたとして怒りの仕草を見せた。
この一件を審議した後、スチュワードは、ハミルトンはターン3で不必要な妨害を行ったと判断、3グリッド降格およびペナルティポイント1を科した。
ハミルトンはQ1でソフトタイヤで走り2番手。Q2ではミディアムを使って3番手で通過した。これでハミルトンが決勝をミディアムでスタートすることが決定した。Q3ではソフトでアタック、1分03秒262をマークした。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=2番手
(ポールポジションを獲得した)シャルル(・ルクレール)におめでとうと言いたい。彼は週末を通して速さを発揮しており、僕らは今のところフェラーリ勢に追いつくことができずにいる。彼らにはストレートでパワーのアドバンテージがあり、その上、中高速コーナーでの速さも見出したようだ。
自分のマシンにいい感触を持ってはいるが、ストレートではやれることがない。この部分を改善するために取り組みを続けていかなければならない。
Q1でキミとのインシデントがあった。コーナーで追いつかれてはいけないと思い、彼の前からどこうとした。そんなつもりはなかったが、それによって彼のラップを邪魔してしまったのかもしれない。彼のマシンが近づいてきていることに気付いていなかったから、対応が楽ではなかった。
(予選中)コース上での位置取りが難しかった。常に自分が先頭にいて、スリップストリームを得られなかったんだ。幸い、最後のラップではまずまずの位置を走れたけれど、終盤は接戦だったね。
このポジションには満足している。3つのチームがトップ3のポジションを分け合ったのは良いことだ。明日、彼らと戦えるのが楽しみだ。良い走りを見せられることを祈っている。