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嵐 二宮和也、“5人で歌い踊ること”への熱い思い語る「その場があればもはや曲はどれでもいい」

2019年06月30日 11:21  リアルサウンド

リアルサウンド

 嵐が6月29日放送の『SONGS』(NHK総合)に初登場した。


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 嵐は2004年以降、メンバー各々が活躍の場を広げた。様々な場への挑戦を果たし、松本潤が出演した『花より男子』(TBS系)の空前のブームにより嵐の人気もどんどん加速していく。「ブレイクのきっかけはなんだったと思う?」という質問に、櫻井翔は「『花男』っすね」と少し笑いながら答える。「当然、ドラマ、映画とかってメンバーそれぞれの活躍による部分は大きい。基本はそれです。だけど、僕たち5人が内側向いて、小さいことやってケラケラ笑っているのが僕らだったんですね。なんかあいつら面白いよねって思ってくれる人たちが、徐々に増えてきたのもその時期です」と嵐旋風が巻き起こり始めた当時を振り返る。


 嵐は国立霞ヶ丘競技場で10周年ライブを開催。そこにはデビュー時、5人が想像していなかった景色があった。「嵐が大きくなることを、どう受け止めていた?」と聞かれた松本は、「次何やろうとか、次はどんなことができるかなとか、考えていたんだけど、割とメンバーが継続することとか、キープすることの重要性みたいなことをその時期言うんですよね」と述べ、相葉雅紀は「怖かった、正直。体感として嵐っていうものがめちゃめちゃ大きくなって離れていくんですよ。それまではずっと嵐の中にいた体感なんだけど、その時はどんどん前に行っちゃって、置いていかれると思ったのを覚えてる。正直、苦しい部分もあった。仕事している時は充実してるんだけど、終わって家帰ったりすると感覚が全然違うんで、不安」と嵐が大きくなることで生まれた葛藤を吐露した。


 嵐は2020年をもって活動を休止する。5人が今一番届けたい歌は「君のうた」だ。「今だから5人が歌って成立してるんだろうなっていうのは感じますね。サビなんかは特に今の僕らにもリンクする歌詞」と話すのは大野。二宮和也は「5人で歌えて踊っていて、その場があればもはや曲はどれでもいいと思っていて。その空間が自分にとっても楽しいですし、貴重な時間だから、なんか感謝しかないかな」と5人でいる時間について触れる。松本潤はやがてくる活動休止の瞬間に「あっという間だったな、一瞬のように終わったなっていうような1年半にしたいし。一旦閉じると決まったから店じまいに向かうみたいなことはやるつもりは全くないんで。ゴールの瞬間まで汗だくになりながら走りたいなって思ってますけどね。その姿をみんなに見てほしいし、そこを一緒に楽しんでもらえたらなと今強く思いますね」と真剣な眼差しで語った。


 嵐は5人の攻める姿勢が結実しファンと共に成長した楽曲「a Day in Our Life」、長いトンネルを抜け、光を掴んだ5人を国民的アイドルへと押し上げた代表曲「Love so sweet」、果てない未来へつながる5人の気持ちが詰まった曲「君のうた」の3曲を披露した。


 次回7月6日の放送にはサカナクションが登場する。(向原康太)