2019年F1オーストリアGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは3番手を獲得した。しかし予選2番手のルイス・ハミルトンが、キミ・ライコネンのアタックを妨害したとして3グリッド降格のペナルティを受けたため、フェルスタッペンはフロントロウの2番グリッドに繰り上がることになった。
フェルスタッペンはQ1をソフトタイヤで走りトップで通過。Q2ではミディアムで4番手タイムをマークした。これによりフェルスタッペンは決勝をミディアムタイヤでスタートすることが決まった。Q3ではソフトタイヤでアタック、1分03秒439で、フェラーリのシャルル・ルクレールによるポールポジションタイムから0.436秒差ではあるものの、メルセデスのバルテリ・ボッタスを破って3番手につけた。
フェルスタッペンにとって予選3番手は、第6戦モナコGPとともに今季ここまでの自己ベストリザルトにあたる。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=3番手
(2番グリッド昇格が決まる前のコメント)
今日の予選には本当に満足している。週末を通してマシンの競争力の高さを感じているし、エンジンに関しても、パワーをさらに少し引き出すためにホンダと協力し合っていい仕事をしてきた。
3番手というのは素晴らしい結果だから、ラップを走り切った時には思わず笑顔になった。今日は最大の結果を出したと思うし、コーナーではかなりの速さを発揮できた。ポールタイムに近づけたことも前進した証拠だ。
マシンを止めてエンジンを切ると、観客の声援が聞こえた。オランダのファンも、オーストリアのレッドブルファンも大勢来てくれた。彼らからポジティブなエネルギーとモチベーションをもらっているんだ。
(金曜にクラッシュして)ロングランをしていないけれど、僕らは大抵、予選よりレースでの方が少し強い。優勝争いできるようになるまでにはまだ長い道のりがあるが、僕らチームは今回いいスタートを切ったと思う。明日は全力を尽くして戦うよ。
僕らにとって楽ではないサーキットですごい結果を出せたと思う。予選は苦労するだろうと思っていたから、あまり期待していなかったんだ。フェラーリやメルセデスと比べるとストレートでかなり遅いからね。
でも今週末は全体的にパフォーマンスがかなり改善したのを確認できた。マシンに導入したアップデートが優れたパフォーマンスを発揮している。このアップデートのおかげで全体的にグリップが向上した。ホンダもエンジンのパワーを上げることができた。予選を通してマシンはすごく満足できる状態で、コーナーでもかなり強力だったよ。