2019年F1オーストリアGPの金曜、メルセデスのバルテリ・ボッタスはフリー走行1=3番手/2=2番手だった。
FP1ではオイルリークが見つかり、パワーユニット(PU/エンジン)をスペアに交換。その後、問題は解決され、FP2では元のパワーユニットに戻して走行した。FP2ではソフトタイヤでのランの際にターン6で大クラッシュ。チームによると23Gの衝撃だったということで、マシンが大破、ボッタスはセッション中にコースに復帰することはできなかった。
ボッタスはソフトタイヤで周回したFP1では1分04秒999をマーク、ミディアムとソフトで走ったFP2ではミディアムでの1分05秒417がそのセッションでの自己ベストタイムだった。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス フリー走行1=3番手/2=2番手
FP2ではかなり大きなクラッシュを喫したが、痛みもなく身体は問題ない。
午後は突風が吹く時間帯があり、たまたまそれに直面したようだ。ここのコーナーはトリッキーで、ちょっとしたミスでさえも大きな代償を払うことになる。でもこういったミスが深刻な問題に直結するようなサーキットは大好きなんだ。いつも以上にわくわくするよ。
クラッシュする前、午前中にエンジンに問題があって、FP1では古いエンジンに載せ替えたんだ。その影響は多少受けたものの、マシンのセットアップで明確な方向性を見つけ出すことはできた。
FP2に向けて大掛かりな変更を施し、はるかに状態が良くなったと感じていたが、あのアクシデントで僕のセッションは終わった。
マシンパフォーマンスにはいい感触を持っているけれど、他のチームも速さを発揮している。今週末はすごく暑く、特に日曜日は気温がかなり上がりそうなので、ブレーキとエンジンの温度に関してマシンが限界に達することになりそうだ。ラップタイムはものすごく接近してくると思うし、予選は楽しくなりそうだね。