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【繊維・アパレル業界】ホワイト度が高い企業1位は旭化成「有休が取得しやすい。飛び石連休があれば、休みをとるよう案内が来る」

2019年06月28日 07:10  キャリコネニュース

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企業口コミサイト「キャリコネ」は6月20日、「繊維・アパレル業界のホワイト度が高い企業ランキング」を発表した。鉄鋼・金属業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値が高い順にランキングにした。

1位は「旭化成」で、ホワイト度評価は5点満点中3.96。2位以降、「帝人」(3.74)、「クラレ」「ワコールホールディングス」(同3.57)、「東レ」(3.51)、「アダストリア」(3.44)、「ユナイテッドアローズ」(3.18)、「三陽商会」「グンゼ」(3.14)、「ライトオン」(3.13)と続く。

「福利厚生はかなり手厚い」「事前に上司に相談をしていれば、問題なく取得」


1位の旭化成の福利厚生・待遇について、

「福利厚生はかなり手厚いと思われる。有給休暇に関しても、取得しやすい。飛び石連休などがあれば、組合側から休みをとるように積極的な案内が来る。また、それ以外の休み取得についても事前に上司に相談をしていれば、問題なく取得することができる。旅行などの計画も立てやすい」(総務/20代前半男性/年収500万円/2013年度)

といった口コミが寄せられている。同社は、東京ミッドタウン日比谷に本社を置く大手総合化学メーカーで、旭化成グループの中枢を担う「旭化成」。

繊維や化学品、電子部品などを扱うマテリアル領域のほか、戸建て住宅「へーベルハウス」や分譲マンション「アトラス」などのブランドで知られる住宅領域、医薬品や医療機器関連のヘルスケア領域と、グループ全体で3つの領域を中心に事業を展開している。

同社は人材育成に力を入れており、年次や業種・職種に合わせた各種研修や資格取得の支援等を充実させている。また、育児・介護支援制度や短時間勤務制度などを導入するだけでなく、男性社員や非正規社員も含め、実際に制度を利用しやすい体制を整えてきた。

そういった姿勢が評価され、2008年には公益財団法人日本生産性本部が主催する「第2回ワーク・ライフ・バランス大賞」で優秀賞を受賞。2016年には、子育て支援に積極的な企業なうち、特に取り組みが優秀な企業を厚生労働省が認定する「プラチナくるみん」を取得している。

なお、2017年度の実績では月間平均残業時間は18.3時間、有給休暇の平均取得日数は16.6日。有給休暇の取得日数は平均よりかなり多い水準だ。

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「繊維」「アパレル」「カジュアル衣料、ファストファッション」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に正社員のユーザーから20件以上寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。