2019年の全日本スーパーフォーミュラ選手権にTEAM MUGENから参戦しているイギリス人ドライバーのダニエル・ティクトゥムが、6月22~23日に宮城県のスポーツランドSUGOで行われた第3戦を最後に、SFのシートを失うのではないかという噂が挙がっている。
1999年生まれのティクトゥムは、2017年にF3マカオグランプリで展開にも恵まれ初勝利。2018年はFIA F2に参戦する福住仁嶺の代役としてスーパーフォーミュラにデビューしたほか、マカオGPを連覇。2019年はレッドブル・ジュニアチームの一員としてSFに参戦する一方、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのシミュレータードライバーを務めているほか、実際にレッドブルF1のテストも行った。
そんなティクトゥムだが、スーパーフォーミュラでは第1戦鈴鹿で8位フィニッシュしたものの、第2戦オートポリスではスピンを喫しリタイア。第3戦SUGOでも苦戦を強いられていた。
この状況のなか、オートスポーツweb編集部に第3戦限りでティクトゥムがスーパーフォーミュラのシートを失うのではないかという信頼できる筋からの情報が寄せられた。シーズン途中、しかも昨年スポット参戦したとはいえ第3戦でのシート喪失はにわかには信じがたいところではある。
一方、今回の情報では、ティクトゥムの代役として同じレッドブルジュニアドライバーであるメキシコ人ドライバーで、今季カーリンからインディカーに参戦しているパトリシオ・オワードが挙げられているという。
いまだレッドブル、レッドブルジュニアチーム、TEAM MUGENからはいずれも正式なアナウンスはなく噂の域を出ないが、今後のティクトゥムの動向が気になるところだ。