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「グローブ・トロッター」が東レと新素材開発、宇宙旅行時代に向けたトラベルケースを日本先行発売

2019年06月27日 21:22  Fashionsnap.com

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(前から)「エアロ 19インチトロリーケース」「エアロ 28インチエクストラディープスーツケース」 Image by: FASHIONSNAP.COM
「グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)」が、東レ・カーボンマジック社と共同開発したカーボンシェル「エアロ・カーボン(AERO Carbon)」を使ったトラベルケース「エアロ(AERO)」を9月1日に世界展開に先駆けて日本で先行発売する。6月27日の今日、関係者向けにアイテムを公開した。
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 エアロ・カーボンは、軽量かつ頑丈なグローブ・トロッターのアイコニックな素材「ヴァルカン・ファイバー」に着想。人工衛星やロケットなどに使用されるカーボンファイバーコンポジットを活用することで高い弾力性と耐衝撃性を備えたほか、同ブランドの従来のスーツケースに比べ約20%の軽量化を実現した。またヴァルカン・ファイバーよりもコストパフォーマンスが高く、現在国際特許を申請しているという。
 エアロは「宇宙旅行時代に向けた新世代のトラベルケース」として販売。2017年に「エルメス(HERMÈS)」のロンドンの旗艦店を含む主要3店舗などのウィンドウディスプレイを担当した経験を持つデザインエンジニアリングスタジオ「タンジェント(Tangent)」の創業者兼ディレクターの吉本英樹がデザインエンジニアリングディレクターを務め、クラシカルなディテールと新素材を融合し、ブランド初となる4輪ホイールのスーツケースをデザインした。



 ラインナップは4輪のトロリーケース(19インチ、28万8,000円)、エクストラディープスーツケース(28インチ、34万8,000円)、2輪のトロリーケース(21インチ、27万8,000円/すべて税別)の3型。ボディのカラーを全てマットブラックで統一し、同ブランドでは初となる日本製品として展開する。先行発売では150個を用意し、その後国内で年間2,000個の販売を目指す。10月にはイギリスで発売を予定。グローバルでカラーバリエーションを拡充し、定番化するという。
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