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スタンリー・キューブリックの知られざる素顔が明らかに ドキュメンタリー2作品、11月1日公開へ

2019年06月27日 12:11  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2016 Kinetica-Lock and Valentine

 映画監督スタンリー・キューブリックを描いたドキュメンタリー、『キューブリックに愛された男』『キューブリックに魅せられた男』の2作品が、11月1日より公開されることが決定した。


 『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』など、映画史に残る数々の傑作を生み出し、今なお世界に多大な影響を与えている映画監督スタンリー・キューブリック。没後20年を迎えた今年、知られざるキューブリックの総てを、全く異なるアプローチから描いた2作品が公開される。


 『キューブリックに愛された男』は、キューブリックの専属ドライバーであったエミリオ・アレッサンドロの目を通して、奇妙な出会いや神経質なキューブリックの生活様式、動物に囲まれ穏やかな日常など、これまで描かれなかった巨匠の普段着の姿が、2人の厚い友情と共に浮かび上がる。


 日本オリジナルのビジュアルは、キューブリックの代表作のひとつ、『博士の異常な愛情』のビジュアルをオマージュし、後姿のキューブリックとアレッサンドロ、そして爆撃機の代わりに大量のメモ書きが空を覆いつくすコミカルなデザインとなっている。


 一方、『キューブリックに魅せられた男』は、『バリー・リンドン』の出演をきっかけに、キューブリックに絶対的な忠誠を誓った若き俳優レオン・ヴィターリが、その後個人的なアシスタントに取りたてられ、無限とも思えるキューブリック監督の雑事に追われていく過酷な日々を、ライアン・オニール、R・リー・アーメイ、マシュー・モディーンら出演者を始めとする多彩な映画人たちの証言と共に描き出してゆく。


 日本オリジナルのビジュアルは、『バリー・リンドン』のビジュアルをオマージュし、主人公バリーと本作のヴィターリのイメージが重なり、キューブリックに踏まれているようなデザインとなっている。(リアルサウンド編集部)