2019年06月26日 17:11 おたくま経済新聞
ある日、路地裏の小さな雑貨屋さんを見つけて気になって入ってみたら、そこは魔法の道具を売っているお店だった……。そんなファンタジー感あふれるペーパークラフトが公開され、ファンタジー好きの心をときめかせています。
このペーパークラフトを作成したのは、ダークファンタジーな創作物を手掛けている、倉戸みとさん。
「【異世界マッチ箱】つくってみました。 マッチ箱を開けると、小さな魔法道具店につながっています。 セブンイレブンのネットプリントに 「31798870」と入力すると印刷できます。 (2019.7.1(月)まで) ※何枚印刷されても、私には1円も入らないシステムです」とその出来上がり作品をツイッターで公開しています。
マッチ箱の表側は、西洋アンティーク風なデザインで、赤い背景色に黄色いラベル風のデザインがそれぞれ上下に。両端にも黄色い模様が入り、真ん中には悪魔チックな黒い影。上のラベルには「ISEKAI MATCHES」下のラベルには「Magical Item Shop」の文字。
そしてマッチ箱を開けてみると……中から出てきたのは魔法道具屋さん。右側にドアが付いており、その上には道具袋と思われる看板。箱の中身の3/4を占める部分はお店の中の様子がうかがえます。古ぼけたような木のカウンター、その上に乗っているのは青い魔法の石みたいなものなど。レンガの壁には何かのポスターが無造作に貼られ、左側にある棚には魔法の薬が入っているような瓶や、本が詰まっています。カウンターや棚は、壁と離れており、ドアの窓部分も中が透けて見えるようになっています。この立体感……小人が中で店番をしていそうな雰囲気。
この出来上がりの状態がツイートされると、見た人たちからは、「このクオリティでお金が払えないなんて!」「振り込めない詐欺」とそのクオリティを絶賛する声が相次ぎ、早速ネットプリントしてきました、作ってみました!との反応も。意外と簡単に作れて素敵な作品、との感想も上がっています。
こんな魔法道具を扱っているお店、あったらいいなぁ……と、つい想像を膨らませてしまう人も多いかと思います。そんな人におすすめなのが、倉戸さん制作のカードゲーム「クリスタルと商人」。このゲームは全36種類のアイテムを、冒険者役と商人役に分かれて売り買いするというもの。想像力と論理展開でどう冒険者に売りつけるか、魔法道具屋の主は冒険者のおすすめアイテムをどう買いたたくか、なり切って遊ぶことができますよ。
この「クリスタルと商人」を含む、倉戸さんのオリジナルアイテムの数々は、ヴィレッジヴァンガードクリエイターショップにて取り扱いが行われています。
<記事化協力>
倉戸みとさん(@mitragyna)
(梓川みいな)