マクラーレンF1チームは、2019年シーズン中に行われるテストにおいてフェルナンド・アロンソを起用する計画はなく、今後はカルロス・サインツJr.とランド・ノリスに任せるつもりであるという。
4月にバーレーンで行われたインシーズンテストの際、マクラーレンはアロンソにテストへの参加を要請し、彼はピレリのタイヤテストを行った。だがマクラーレンは、アロンソの現在のスケジュール状況とチームのアンバサダーとしての役割を考慮しても、彼にF1での走行時間を与える考えはないという。
チームのマネージングディレクターを務めるアンドレアス・ザイドルは、「アロンソをマクラーレンのF1マシンで走行させる計画はない」と語った。
「我々はランドとカルロスに大変満足している。彼らは素晴らしい仕事をしており、我々の未来だ」
「しかし彼(アロンソ)は今もマクラーレンのメンバーであり、アンバサダーでもある。今後、実現する可能性のあるほかのレースプロジェクトについて話し合いを行うことになると思う」
アロンソがマクラーレンのF1プロジェクトにもはや関与しないであろう兆しは、今週の初めにマクラーレンがルノーとの合意のもと、セルゲイ・シロトキンをチームの正式なリザーブドライバーとして任命したことにも見られていた。
ザイドルは、アロンソを待機させるよりもシロトキンを起用することがより理にかなっている理由について、次のように説明した。
「フェルナンドがリザーブドライバーとしてすべてのレースに帯同することは不可能だ」
「我々はルノーとの提携のもと、パワートレインの面で緊密に作業をしており、セルゲイは今シーズン末まですべてのレースで待機することになる」
「この合意や、ルノーとリソースを共有することは、まったく理にかなっている。そして緊急時には、すぐさまリザーブドライバーがコースに出ることができる」
「それがこの合意の理由だ」