映画『駅までの道をおしえて』に有村架純が声の出演をしていることが発表された。
『駅までの道をおしえて』は伊集院静の同名小説をもとにした作品。戻ってこない愛犬を待ち続ける8歳のサヤカと、幼い息子を亡くした経験を持つ老人・フセの交流を描いた作品だ。サヤカ役を子役の新津ちせ、サヤカと心を通わせる孤独な老人・フセ役を笈田ヨシが演じる。
有村架純は10年後のサヤカのモノローグを担当。新津ちせ演じる現在のサヤカに寄り添いながら、その心情を伝える役目を担う。有村の姿は本編には登場しないとのこと。
今回の発表にあわせて、モノローグの収録に臨む有村架純の写真が公開。コメントも到着している。
■有村架純のコメント
モノローグでの出演は本作が初めてですが、いつもより客観的に役を見て演じることができたと思っています。この作品は、夢なのか現実なのか境目が分からないところが少しフランス映画のようだなと感じました。私も小学生の時にチワワを飼っていたのでサヤカとルーのような、犬と人の心が通じ合う特別な関係に共感することができました。『駅までの道をおしえて』の大きな魅力はサヤカとフセさんとの関係だと思いました。大切に思っていた存在を亡くした2人が必然的に出会って分かり合う、見えない何かで繋がっている。見た目は孫とおじいちゃんみたいですが、年齢は関係なく同じ人間としてそこにいる感じがとても素敵でした。誰もがいずれ大切な人を亡くす、今を後悔しないように生きてほしいなと思いました。ぜひご家族で見ていただきたい映画です。