マクラーレンは、ルノーとの間にひとつの契約を締結した。その内容は、2019年シーズン、もしマクラーレンがどこかのレースにおいてカルロス・サインツJr.かランド・ノリスを起用できなくなった場合、ルノーのサードドライバー兼リザーブドライバーであるセルゲイ・シロトキンを起用できるというものだ。
その一方でルノーは、ニコ・ヒュルケンベルグかダニエル・リカルドに代わるドライバーが必要となった場合に、シロトキンを起用するための優先権を持つことになる。
ルノーは、声明で以下のように述べた。
「マクラーレンとルノーは、マクラーレンが我々のサードドライバー兼リザーブドライバーのセルゲイ・シロトキンを起用できるということで、合意に達した」
「これは2019年シーズン中に、もしカルロス・サインツJr.かランド・ノリスがレースの週末を過ごすことができなくなった場合のことだ。セルゲイは我々の公式のリザーブドライバーではあるが、マクラーレンも必要に応じて彼を呼び出すことができる」
2018年シーズンにウイリアムズからF1にデビューしたシロトキンは、獲得ポイントはわずか1ポイントと、苦しいシーズンを過ごした。最終的にシロトキンは、2019年のシートを掴むことができなかった。
シロトキンは今年、ルノーでの役割に加えて、WEC世界耐久選手権にも参戦していた。年またぎで争われた2018/19年“スーパーシーズン”に2019年から出場し、LMP1クラスに出場するSMPレーシングの一員としてシリーズを戦った。
「マクラーレンは伝説的なチームだ。彼らと一緒に仕事をすること、その歴史に加わること、そしてチームとドライバーがどのように働いているのかのをチーム内から見ることができる機会を得られて嬉しい」とシロトキンは述べた。
「そしてSMPレーシングとルノーからのサポートにも感謝している」