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会社員のやる気や幸福度、テレワークで爆上がり? テレワーク社員の8割「自分は仕事のモチベーションが高い」

2019年06月24日 07:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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テレワークを支援するレコモットは6月20日、「勤務形態別ワークライフバランスに関する意識調査」の結果を発表した。調査は今月4日から6日にかけてネット上で実施。企業に所属し、テレワークをしない「一般会社員」、企業に属しテレワークをする「テレワーク会社員」、フリーランスでテレワークを行う「フリーランステレワーカー」の計600人から回答を得た。

1日の平均労働時間を一般会社員とテレワーク会社員で比較すると、「8時間未満」と答えた割合は、一般会社員で13%、テレワーク会社員は26.5%と、テレワーク会社員のほうが多かった。フリーランステレワーカーに至っては半数以上(52.5%)が8時間未満だった。

「幸福度が高いと感じる」一般会社員は4割、テレワークする会社員は8割

テレワークで実感した効果を聞いたところ、テレワーク会社員、フリーランステレワーカー共に「通勤時間を気にしなくなった」という回答が最も多かった。その他、「自由に使える時間が増えた」、「業務の効率が上がった」との声も挙がった。

テレワークの実施が仕事のモチベーションを左右している可能性も明らかになった。「自分は仕事のモチベーションが高いと思う」と答えた割合は、一般会社員が39.5%、テレワーク会社員が78%、フリーランステレワーカーが75%だった。また、テレワークを行う人たちの8割以上が、「モチベーションの高さにテレワークが起因している」と回答している。

幸福度にも差が表れた。自身の幸福度が「高い」と答えたのは、一般会社員で53%、テレワーク会社員で80%、フリーランステレワーカーで75%だった。

テレワーク導入を阻む最大の課題は「インフラの未整備」

今後テレワークを実施したいと思っている一般会社員は36%だった。「通勤時間を気にしなくていいから」(65.3%)、「移動時間が減るから」(54.2%)と、通勤に関するストレスの軽減を期待しているようだ。

一方、テレワークの実施意向があっても、勤務する企業の6割以上はテレワーク実施に向けて何も行っていないことがわかった。テレワーク導入に向けた今後の課題は「インフラ(携帯電話やPCの貸与、社内システムへのアクセスなど)の整備が整っていない」(34.2%)や「上司や部下とのコミュニケーションが欠如する」(33.7%)