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F1第8戦フランスGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2019年06月23日 18:51  AUTOSPORT web

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2019年F1第8戦フランスGP ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得
2019年F1第8戦フランスGP予選ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが予選日を振り返った。

■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 予選=5番手

 昨日とFP3の状況からして、予選に向けていい感触を持っていた。ただ、FP3では金曜よりかなり接戦になっていたから、予選前にはそこまで楽観的ではなかったかもしれない。接戦になるだろうことは予想していたし、心配はしていなかったが、かなり厳しい戦いになりそうだと感じていた。

 予選前に行った微調整が助けになったと思う。皆が必要なことをして、僕自身、いいラップを走った。最終コーナーでは少し欲張って飛び出してしまったけれど、いい結果を出せたと思う。

 明日は長いレースになるから頑張らないとね。チームの皆に心から感謝している。

■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=4番手

 マシンに改良を加え、プラクティスよりも調子を上げて予選を戦うことができた。Q3ではもっとフェラーリに近づけたはずだが、最後のアタックラップがあまりスムーズではなかった。最後の数コーナーで何かが起きて、マシンの挙動がおかしくなったんだ。何があったのか調べる必要がある。それがなければもっとフェラーリに迫ることができたと思う。

 今日は後ろのマクラーレンとの差がほんのわずかしかなかったけれど、実際には0.3秒か0.4秒、僕らの方が速いはずだ。

 今回も可能ななかでベストのグリッドポジションを確保できた。セカンドロウからミディアムタイヤでスタートできるのはいいことだ。表彰台を獲得するには、去年のように多少の運が必要だと思う。ここのサーキットレイアウトは僕らのパッケージとの相性がそれほどよくないからね。でも明日はタイヤマネジメントをうまくやることが何より重要になる。メルセデスと戦えるという確信はないけれど、フェラーリと戦えればいいなと思っている。もちろん全力を尽くし、どこまで行けるかを見てみるよ。

(自身の公式サイトのインタビューにおいて、Q3での風の影響について聞かれ)今年のマシンは風に対してすごく敏感で、苦労する。Q3最初のラップではひやっとする瞬間があって、理想的な状況ではなかった。でもこれについてはうまく対応するよう努めるしかない。
(RACEFANSに、0.009秒差だったマクラーレンを脅威に感じているかと聞かれ)それほど心配はしていない。僕らは(予選より)レースパフォーマンスの方が優れていることが多いからね。彼らには予選でのパワーモードがあって、それがかなり強力だ。でも(決勝では)問題ないと思う。

 Q3最後のラップの最後ふたつのコーナーでマシンの挙動がおかしくなったのは残念だった。でも、午前中に苦労していたことを思えば、予選でのマシンはそれほど悪くなかった。それでもストレートでタイムをかなり失っているし、このマシンのパフォーマンスを最大限引き出したともいえない。

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=3番手

 ここまでのところ良い週末になっている。FP1からマシンの感触がいいんだ。この数週間、目指してきたことがある。それは、Q1からQ3への路面コンディションの向上に合わせて、マシンのセットアップをうまく改善していくことだった。(今まではそれができずにいたので)その点では今日の自分のパフォーマンスに満足しているし、間違いなく前進できていると思う。
 一方で、ライバルたちと比較すると、ラップタイムに関して自分たちのいるべき位置にいないので、やらなければならない仕事が山ほどある。明日のレースで彼らに挑戦するために、良いスタートを切れるよう頑張るよ。

(Formula1.comのインタビューで語り)スタートを成功させれば、1コーナーまでに(メルセデス勢を)オーバーテイクできるかもしれない。僕らはストレートで強く、彼らはコーナーで強い。だからなんとかスタートをうまく決めて、メルセデスの前に出て、そのポジションを守り抜きたいと思っている。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 予選=2番手

 全体的に見て、とてもいい週末を過ごしているが、Q3になってルイスが強力なラップを走り、残念なことにそれに対抗するタイムを出すことができなかった。ターン8からターン9をうまく処理できず、Q3最初のランではそこでルイスに0.15秒遅れてしまった。それ以外の部分では似通ったタイムだったんだけどね。
 2回目のランでは、ストレートでトウを得ることができず、そのためタイムを縮めることが不可能だった。

 明日は難しいレースになりそうだ。予報では気温がとても高くなるということで、そうなるとタイヤには厳しいだろうから、簡単にはいかない。でも差は小さいし、いい感触を持っている。肝心なのはポイントが与えられる明日の決勝だ。

■メルセデス-AMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 予選=1番手

 ここは簡単なコースではないし、バルテリ(・ボッタス)は週末中ずっと速かったから、今日、マシンからポテンシャルを引き出すことができて本当にうれしく思っている。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。
 少しずつタイムを縮めていき、最後の2ラップがうまくいったんだ。コース上で突風が吹いていて、その影響を受けた。最後のラップではコンマ5秒近く縮められそうだったのに、最後からふたつめのコーナーでロスがあった。突風にやられてしまったんだ。それでも、それまでの自己ベストよりも速いタイムを出せたのでよかったよ。

 とてもうれしい。懸命に仕事に取り組んできて、素晴らしいチームワークを発揮することができた。明日も暑い一日になるだろうから、タイヤをうまく使うことが課題になるだろう。どう展開していくかを見ていくよ。