2019年F1第8戦フランスGP予選6番手~10番手に入ったドライバーたちが予選日を振り返った。
■アルファロメオ・レーシング
アントニオ・ジョビナッツィ 予選=10番手
今日の自分たちのパフォーマンスにはとても満足している。ポジティブな予選だったし、チームがまたトップ10に入れたことがうれしい。
この結果の裏にはいくつかの要因がある。新たなアップグレードのパッケージがうまく機能していること、それからこのコンディション下でタイヤから最大の力を引き出せたことだ。
路面は1周走るごとに改善していたから、Q1でもQ2でもQ3でも、最後のラップをうまく決めることが重要だった。唯一ネガティブな要素は、ソフトタイヤでスタートするのは2台のみで、そのうちの1台が自分だということだ。それでもポイント圏内にとどまれるような戦略を探り出すことができるだろう。
ペースがいいから、明日はこれまで長い間逃してきた好結果をつかめることを願っている。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
ピエール・ガスリー 予選=9番手
全体的に難しい予選だった。FP3での方が競争力が高く、6番手タイムを出していた。でもセッション後にマシンに変更を加え、予選に臨むと、グリップを得られずに苦労した。
9番手という結果にはとてもがっかりしている。それ以上の順位にふさわしい力があることは間違いないからね。でもこの結果を受け入れて、ここから決勝を戦っていくしかない。
決勝をソフトタイヤでスタートするから、楽な展開にはならないだろう。でもロングランペースはまずまずだ。戦略をしっかり考えて、このタイヤをできるだけ長く持たせるにはどうすればいいのかについて分析していく。タイヤを持たせることで、ポジションを上げていくことが可能になるだろうからね。全力でプッシュするよ。
■ルノーF1チーム
ダニエル・リカルド 予選=8番手
8番手に満足している。今回もまたQ3に進出することができた。これ以上タイムを絞り出すのは無理だったと思うので、今日は8番手がおそらく最大限の結果だろう。
Q2最初のランでミスを犯して、そのラップを断念した。その後、ミディアムに履き替えてアタックした。今週末、ミディアムを使うのは初めてだったから、リスクはあった。でもリスクを冒す価値があるということをチームは分かっていたし、僕自身、いいラップを走って、Q3進出を決めることができた。
明日は大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートするだろう。どういう展開になるのか興味深いね。前のグループをターゲットにして、良いレースを走ることを目指すよ。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=7番手
少しおかしな予選だった。マシンから一貫性を感じ取ることができず、最大限のパフォーマンスを発揮することができなかった。だから満足はしていない。最後のアタックラップでは、それまでのセッションと同じような感触が得られなくて、本来の位置で予選を終えることができなかった。マシンの実力はこの順位よりももっと上なんだけどね。
だけど明日には期待している。タイヤのマネジメントは大変だろうが、レースでは物事が落ち着いて、スムーズに行き、一貫性が見られることが多い。だから明日がどうなっていくかを見守ろう。
(Q3の失敗についてSky Sports F1に語り)何が起きたのか分からない。(最初のアタックラップは)勢いを失い、あのまま走り続けていても無駄だった。
アップダウンがあり、すごくいい感触のラップもあれば、そうでないラップもある。(最後のラップでは)どうしてか分からないけれど、それまでは得ていたグリップを失ってしまった。そういうことがQ3で起きたことが残念だ。
(今回持ち込んだアップグレードについて語り)ほとんどを元に戻した。予想していたような進歩が見られなかったんだ。でも決勝でのペースはいいと思う。メルセデスには届かなくても、レッドブルとは戦えるはずだ。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=6番手
まずはチームとファクトリーのスタッフ全員を祝福したい。今日の結果は、舞台裏でのハードワークと、最近になって持ち込んだアップグレードの成果だと思っている。これからも攻め続け、この方向に進み続ける必要があるということも分かった。
僕個人にとっては、今週末は少しばかり苦労していた。そんなふうには見えないかもしれないけどね。
昨日は実験的なことをたくさん試し、その影響で今日、少し遅れを取っていたと思う。マシンに完全に満足してはいなかったんだ。でもそこから多少のリカバリーはできたし、感触も良くなった。
予選ではいいラップを走り、ライバルの前の6番手をつかむことができた。ミディアムタイヤでQ3進出を果たしたことも、レースで戦うチャンスにつながるだろう。明日は仕事をきちんを終わらせないとね!