2019年F1フランスGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは16番手だった。
今回、ホンダはスペック3のパワーユニット(PU/エンジン)を投入、金曜の段階でクビアト車は6エレメントすべてを交換し、後方グリッドへの降格が決まっていた。その後、土曜に向けてホンダはクビアト車に新しいターボチャージャーとMGU-Hを投入。それぞれシーズン4基目で、規則による制限数3基を超えるが、後方グリッドスタートというペナルティに変わりはない。
ホンダは、「将来的なペナルティを最小限に抑える目的で、クビアトについては本日新たに2つのPUコンポーネントを戦略的に投入した」と説明した。規則では、制限数を超えた最初の交換では10グリッド降格されるが、それ以降の交換では5グリッド降格となる。そのため、今回最初の超過を済ませておけば、次回の交換では5グリッドダウンに抑えることができる。
クビアトは予選Q1でソフトタイヤを使って1分31秒564のタイムをマーク、16番手となりQ2に進むことなく敗退した。
なお、ウイリアムズのジョージ・ラッセルがパワーユニット交換により同様に後方グリッド降格のペナルティを受けるため、土曜発表時点の暫定グリッドでは、クビアトには19番グリッドが与えられている。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ダニール・クビアト 予選=16番手
今日の予選には満足している。Q1でいいラップを走ることができて楽しかった。週末をスタートする時点から、今回ペナルティを受けることは分かっていた。だからレースセットアップに集中し、日曜にいいパフォーマンスを発揮できるよう、たくさんの周回を走りこんだ。これをひとつの機会ととらえ、決勝に向けて努力を重ねてきたので、それが実を結ぶことを願っている。
グリッド後方からスタートしていいレースをした経験はあるから、明日も同じことができるよう頑張るよ。