ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が、ウィリアム王子・キャサリン妃夫妻とともに活動を続けてきた「英国王室基金(The Royal Foundation of The Duke and Duchess of Cambridge and The Duke and Duchess of Sussex)」から年内にも離脱し、新たなチャリティー組織を設立する意向であることが明らかになった。現地時間20日、ケンジントン宮殿が正式に声明を発表した。
そんななか現地時間20日にはケンジントン宮殿が、ヘンリー王子とメーガン妃が年内にも「英国王室基金」から離脱し新たなチャリティー組織を立ち上げる意向であることを発表した。「英国王室基金」は2009年の設立以来、ウィリアム王子とヘンリー王子が中心となって活動を行ってきたチャリティー組織で、のちにキャサリン妃、そしてメーガン妃が加わり「Heads Together」「United For Wildlife」といった様々な活動をサポートしてきた。
2018年2月にはヘンリー王子やウィリアム王子・キャサリン妃夫妻が「英国王室基金フォーラム(Royal Foundation Forum)」に出席し、同組織のプロジェクト内容や今後の展望などを語り合ったのだが、その席にまだ正式に王室入りしていなかったメーガン妃が参加したことで「すでにロイヤルメンバーの一員として認められている」と注目を集めた。ヘンリー王子も婚約者や兄夫婦と初のジョイント公務に、
と記されている。将来国王となるウィリアム王子は立場上、今後次男ヘンリー王子よりも活動の場が制約されていくことは明らかで、それを見据えたうえでの組織改革ということのようだ。今後「英国王室基金」はウィリアム王子夫妻の慈善活動の主軸という位置付けとなり、これまでの正式名称「The Royal Foundation of The Duke and Duchess of Cambridge and The Duke and Duchess of Sussex」から“サセックス公爵夫妻”の部分が消え「The Royal Foundation of The Duke and Duchess of Cambridge」になるという。そしてヘンリー王子夫妻は同基金から引き続きサポートを受けつつ、活動の場を新たなチャリティー組織へと徐々に意向させていくとのことだ。なお、心の健康問題に取り組む「Heads Together」など一部の活動は今後も続行予定だそうだ。