ウィスコンシン州ロードアメリカで開催されているインディカー・シリーズ第10戦。走行初日となる21日は2回のプラクティスが行われ、アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)がトップタイムを記録した。
ランキング5位につける佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、7番手で初日を終えた。
シーズン後半戦の初戦となるロードアメリカでのレース。初日は45分のプラクティス走行が午前と午後の2回行われた。
前戦のテキサスでポールポジションを獲得するも、レース序盤でのミスで勝機を逃した佐藤琢磨。ロードアメリカでは挽回を見せるべく、上々の走り出しを見せる。
琢磨は、午前中のプラクティスでライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)に次ぐ2番手のタイムを記録する。
午後も勢いに乗りたかったが、午前中のタイムを更新できず午後は18番手と沈んでしまい、総合7番手で初日を終えた。
「午後はペースを失ってしまいました。現時点でその理由はわからないですね。クルマの感触も良くなかったですし、スライドもとても多かった。異なるセットアップも試しましたが、明日に向けてもう少し働かないといけません」
「タフなセッションでしたし、コンディションのせいなのか、僕たちが行った何かなのかわかりません。データを見て、明日は強さを取り戻したいですね」と琢磨はコメント。
初日トップは、ランキング2位のアレクサンダー・ロッシ。1分43秒1206を記録し、2番手のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)とは0.2883秒差をつけた。3番手はランキングトップのジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が入った。
4番手にコルトン・ハータ(ハーディング・スタインブレナー・レーシング)、5番手にフェリックス・ローゼンクヴィスト(チップ・ガナッシ)とルーキーのふたりも相変わらずの速さを見せている。
「今はクルマに満足しすぎないよ。ペースが速いことはうれしく思うが、ドライブは手一杯だ。明日はもう少しよくできると思うよ」とロッシ。
一方、2番手にパワーは「クルマは本当に良かった。予選トリムも満足しているんだ。一晩マッサージすれば、僕たちはいいところにいると思うよ」とコメントしている。