スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦イタリア(ミサノ)の初日セッションで、マイケル・ファン・デル・マーク(パタ・ヤマハ・ワールドSBKチーム)が激しく転倒。重傷を負い、第7戦を欠場することとなった。ファン・デル・マークは7月25~28日に行われる鈴鹿8時間耐久ロードレースへの参戦を控えている。
ファン・デル・マークが転倒したのはSBK第7戦イタリア(ミサノ)の初日セッション、フリー走行2回目のセッション終盤のことだ。ファン・デル・マークはセッション残り時間1分を切って、トップタイムをマークする。
しかしその翌周、ファン・デル・マークは最終コーナーでハイサイドを起こす。ファン・デル・マークはマシンから勢いよく放り出されて宙に浮き、激しく路面に叩きつけられた。この転倒により、セッションは赤旗終了となっている。
ファン・デル・マークはメディカルセンターに運ばれ、その後すぐリミニ病院へと搬送。脳震盪、右手首の骨折、さらにろっ骨を2カ所骨折していると診断された。右手首の骨折は手術が必要であり、ファン・デル・マークは手術前、24時間の監視下に置かれることになるという。
このセッションではファン・デル・マークのみならず、レオン・ハスラム(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、ワイルドカード参戦のミケーレ・ピロ(バーニーレーシングチーム)やジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)などの転倒が相次いだ。
この怪我により、ファン・デル・マークはSBK第7戦イタリア(ミサノ)を欠場。ファン・デル・マークはひと月後の7月25~28日に開催される鈴鹿8時間耐久ロードレースへYAMAHA FACTORY RACING TEAM から参戦を予定している。回復の報が待たれるところだ。