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WTCRニュルブルクリンク:レース1はスタート制したミケリスが優勝を飾る

2019年06月22日 02:31  AUTOSPORT web

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WTCRニュルブルクリンクのレース1でノルドシュライフェを走るマシンたち
FIA WTCR世界ツーリングカーカップは6月21日、ADAC・トタル24時間が開催されているニュルブルクリンクで3周の決勝レースが行われ、ノルベルト・ミケリス(ヒュンダイi30N TCR)が優勝。2位はエステバン・グエリエリ(ホンダ・シビック・タイプR TCR)。3位はネストール・ジロラミ(ホンダ・シビック・タイプR TCR)となった。

 例年ニュルブルクリンク24時間の併催レースとして開催されるWTCRのドイツラウンド。予選ではシビックを駆るランキング首位のグエリエリがポールポジションを獲得し、ミケリス、ジロラミ、フレデリック・ベルビシュ(アウディRS3 LMS)、テッド・ビョーク(リンク・アンド・コー03 TCR)と続いていた。

 21日、ニュルブルクリンク24時間の予選2回目に続きスタートしたレース1では、スタート直後の1コーナーでミケリスがグエリエリをパスしノルドシュライフェに突入していく。このノルドシュライフェではほとんど抜きどころはないが、勝負のポイントはグランプリコースに戻る直線のロングストレートであるドッティンガー・ホーエとなった。

 ミケリスは3周のレースの中でこの攻防をなんとか抑え、そのままチェッカー。今季初勝利を飾ることに。グエリエリは2位となったが、激しい攻防が展開されたのは3位争い。2周目にジロラミとベルビシュが争う一方で、後方からスリップストリームを使って追い上げてきたのはロブ・ハフ。ファイナルラップはハフが前、ジロラミがうしろという位置となっていた。

 しかし、ファイナルラップのドッティンガー・ホーエで、ジロラミはサイド・バイ・サイドの戦いに持ち込むと、ハフをオーバーテイク。これでジロラミが3位を奪回しフィニッシュした。