YouTuberのヒカキンさん(30)が6月21日に投稿した動画で、自身がハゲなのではないかと悩んでいたことを明かした。高校3年生の時はふさふさだったが、21歳になった頃から、投稿動画のコメントで「ヒカキンハゲてね?」と書き込まれるようになった。ヒカキンさんは、
「高校3年の18歳の時から約3年後のこの21歳、2011年の時点で一気にキテしまったということになる。コメントでも『ハゲてね?』と言われ、セットする時にも何か異変を感じた僕は一気に不安になったんだ」
と語る。
「僕の周りでもツルピカでもめっちゃモテてる人、たくさん見てきました」
悩んだ結果、「完全にハゲてしまったら遅い。今なら間に合う」と考え、「ハゲ専門クリニックみたいなところに向かいました」と語る。緊張しながら生え際をみせると、医師に「今のところ大丈夫ですね。全然気にしすぎですよ」と言われたという。
逆に悩むとかえってストレスになると告げられ、「悩みすぎないで。寝不足しないでバランスのいい食事をすれば大丈夫だよ。安心して」と励まされたと。そんなハゲに悩んでいた時期から8年経ったいま、「案外セーフ」という。
人それぞれだが、ヒカキンさんは20歳前後に一気に髪が細くなり、生え際が上がり始めたという。「終わりだ」「25にはこんなに髪の毛なくなってるんじゃないか」と思っていたが杞憂だったようだ。だが、30歳になった今、
「男はハゲてても成功すればモテるんだ。あえて言おう。私ハゲキンは結構モテるんだよ。……多分。この顔でこの髪型でもモテることはできるんだ。そうだ。男は見た目じゃない、生き様だ。僕の周りでもツルピカでもめっちゃモテてる人、たくさん見てきました」
と熱弁をふるった。
「こんな僕でもキャーキャー言われることを見せて、悩める皆さんに夢見せていけたら」
さらに「君も見たことがあるだろう? ハゲデブのおっさんがめちゃめちゃなモデルみたいな美人な人と結婚しているところを。あのおっちゃんはそのルックスをも吹き飛ばすような成功を収めた、社会的に結果を出した男の中の男なんだよ」と言う。
「ハゲのみんな! わたくしハゲキンと一緒に社会的に成功してフサフサのイケメンに勝とうじゃないか。最後に勝つのは我々なんだよ! って感じにポジティブにがんばろうぜ!」
ハゲをコンプレックスに思う人もいるが、「勇気いるんだけど、もう笑いとか武器に変える人もさ、いるじゃないですか。どっかのお父さんとか『ツルーン』とかいって笑わせてきたりとか」と語る。
「僕も今後、段々寂しくなっていくんだと思うけど、まあ本当にハゲちまったときにはね、ハゲ代表としてこんな僕でもキャーキャー言われたりモテるよってことを見せて全国の悩める皆さんに夢見せていけたらと思うよ」
動画は約12分だが、実際は40分話していたという。薄毛の人を励ましたい、という思いがそれだけ強いようだ。