バルテリ・ボッタスは、メルセデスF1のチームメイトであるルイス・ハミルトンと比較して、今シーズンにおける自身の予選でのパフォーマンスには満足しているが、決勝日のパフォーマンスには改善が必要だと認めている。
ボッタスは開幕戦オーストラリアGPで快走を見せ、圧倒的強さで優勝を果たし、好調な2019年シーズンのスタートを切った。
ハミルトンは反撃に出て2連勝を挙げたが、その後ボッタスもアゼルバイジャンGPで再び勝利を飾って見せた。
しかしながらそれ以降のボッタスは決勝でハミルトンに遅れをとり、カナダGPでは今季初めて表彰台を逃している。順位を落としたことで、ボッタスは現世界チャンピオンのハミルトンに、ドライバーズ選手権で29ポイント差をつけられた。
「今年は激しい接戦になっているが、これまでの年も同じだった」とボッタスは今週末のフランスGPを前に語った。
「ルイスと僕の間の差はとても小さい。予選ではこれまでにないほど拮抗しているし、僕の方からすると、レースペースの面でも2017年や2018年より改善している」
「それでもレースペースは、様々なコースやコンディションにおいて僕が改善し、集中していくべき要素のひとつだ」
「僕たちは大量のポイントを獲得していて、それは僕らに競争力があるということを意味している。差が小さいなか、各レースウイークでチャンスを掴むことがすべてだ」
チャンピオンシップは3分の2を残しており、シーズン終了にはほど遠いとボッタスは主張する。今週末のフランスGPから、世界タイトル候補として引けをとらない戦いをするつもりだと彼は語った。
「まだ14戦が残っており、先は長い。1年を通して気運は一方から他方へと変化していくと思う」とボッタスは語った。
「様々な理由から、僕は直近の2レースでポイントを最大限に獲得できていない。でも何も変わってはいない」
「モントリオールの後に完全にリセットしたから、ここから前進していくよ。自分にできることははっきりと分かっている。そうしたことについて考えすぎてはいない。僕は自分自身に集中し、最高の力を発揮するだけだ」