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MotoGP:ホンダからの依頼で2019年型マシンをテストした中上「ラップタイムは両方ともよかった」

2019年06月21日 06:11  AUTOSPORT web

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MotoGPカタルーニャテストで2019年型ホンダRC213Vをテストした中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
6月18日にスペイン・バルセロナ-カタロニア・サーキットで行われたオフィシャルテストで2019年型ホンダRC213VをテストしたLCRホンダ・イデミツの中上貴晶。2019年型のテストはHRC(ホンダ・レーシング)から依頼を受けたものだという。

 中上はカタルーニャテストで2018年型マシンの微調整と2019年型マシンのテストを行い、合計54周を周回。52周目に1分39秒555を記録し、7番手でテストを終えた。

 中上が走らせた2019年型はチームメイトのカル・クラッチローが使用していたものだったようだ。「カルの2019年型ホンダRC213Vを実際にテストしたので、僕たちにとって非常に重要なテストでした」とテストを終えた中上はコメントしている。

 2019年型マシンのテストはHRCから依頼されて行ったと中上。「午後は3、4回の短い走行でしたが、HRCからテストを依頼されたので、ポジティブです」と明かし、次のようにテストを振り返る。

「シーズン中は各セッションでホンダファクトリーと走った時、僕はマシンの違いが見えました。そして、テストではファクトリー仕様のマシンに乗るチャンスをもらえたので、その違いを楽しみました」

「ファクトリー仕様は良いパッケージでしたし、HRCがテストする機会を与えてくれたことを本当にうれしく思います。HRCに感謝したいです。自分が乗っている2018年型と2019年型のラップタイムは両方ともよかったので、それもポジティブでした。チームはすばらしい仕事をしてくれました」

 カタルーニャテストで好感触を得た中上。次戦の第8戦オランダGPの舞台となるTTサーキット・アッセンは中上が得意としているコースだ。

「次戦のアッセンは今まで成功してきたトラックなので楽しみにしています。オランダは好きなレイアウトです。フィジカル的に厳しくてもストレートが長くないので、マシンがうまくハンドリングしてくれます。唯一の懸念は天気ですが、これはコントロールすることはできないですね」

 2019年シーズンはトップ10圏内の常連になりつつある中上。オランダGPではMotoGPクラスでの初表彰台を獲得することができるだろうか。オランダGPは6月28日から開幕する。