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ニュルブルクリンク24時間開幕。突然の雷雨で赤旗もKONDO RacingのニッサンGT-Rが8番手

2019年06月20日 23:01  AUTOSPORT web

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藤井誠暢がドライブするKONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3。フリープラクティス8番手につけた。
2019年のADAC・トタル24時間レース=ニュルブルクリンク24時間レースは6月20日、フリープラクティスで幕を開け、ローヴェ・レーシングのニッキー・キャツバーグ/マルコ・ウィットマン/ジェシー・クローン/ジョン・エドワーズ組99号車BMW M6 GT3がトップタイムをマークした。ただ、セッションは突然の雷雨によりヘビーウエットとなり、赤旗終了となった。

 例年ドイツの祭日に合わせて開催されるニュルブルクリンク24時間が、6月20日にいよいよ幕を開けた。今季もさまざまなカテゴリーのマシンが多数参加し、ドイツ勢を中心に激しい覇権争いが展開されるレースだが、この日は直前に行われたWTCR世界ツーリングカーカップのプラクティスで赤旗があったため、ややディレイしてスタートした。

 1時間40分で予定されていたプラクティスだが、開始直後、各チームがピットイン~アウトを繰り返していくなか、急速に雲が広がり、雷鳴とともに大粒の雨が降りはじめた。コース各所でヘビーウエットとなってしまい、KCMGの38号車ニッサンGT-RニスモGT3をはじめ、クラッシュ車両も発生してしまう。

 そんななか、14時39分に赤旗が振られ、そのままセッションは終了。ローヴェの99号車BMWが8分27秒519というタイムで首位、ゲットスピード・パフォーマンスの17号車メルセデスAMG GT3が2番手に、ローヴェの98号車BMWが3番手につけた。ただ、各車2~3周程度しかこなしておらず、あまり参考になるタイムではなさそうだ。

 日本勢では、トム・コロネル/松田次生/藤井誠暢/高星明誠組KONDO RacingのニッサンGT-RニスモGT3が藤井のドライブで2周をこなし、8番手につけた。KCMGのGT-R勢は39号車が15番手、38号車が17番手となった。吉本大樹/ドミニク・ファーンバッハー/マルコ・シーフリード/ミハエル・ティシュナー組レーシングプロジェクトバンドウ×NOVEL RacingのレクサスRC F GT3は18番手で終えている。

 その他の日本勢も、1~2周程度の周回ながら走行を開始。今年も長いレースウイークを戦っていくことになる。